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診療科・部門

小児科

診療体制

 

小児集中治療科(こども救命センター)

救命救急センター・ドクターヘリ基地病院として地域の急性期医療を担う当院において、小児科は3次救急施設として、札幌市のみならず道央医療圏から広く小児重症患者を受け入れ高度医療を提供してきました。2014年に小児集中治療科を道内で初めて設置し、その後搬送チームや北海道小児救急・集中治療ネットワークの構築などを経て、2021年よりこども救命センターを開設しました。広大な北海道のどの地域においても、重篤な事故や病気のこどもたちに質の高い救急医療と集中治療を提供することを目指しております。小児救命救急専門の医師が対応して、搬送から集中治療までを行います。
 また、こうした活動の経験は院内に限定せず、症例検討や振り返りを主導することにより、道内の他施設とも共有されております。また、小児救急医療や集中治療の研鑽が可能な教育プログラムを構築し、こうした分野に興味を持つ若手スタッフへの教育や進路支援も行っております。


こども救命センター

小児循環器科

先天性心疾患の診断および管理、胎児心エコー、後天性心疾患(弁膜症・心筋炎・心筋症・不整脈など)の診療、心臓カテーテル検査・治療などを行っています。成人期に達した先天性心疾患患者さんの管理や移行についても、当院や他施設の循環器内科をはじめ関連各科と連携して行っております。日夜を問わず維持されるチーム医療、ドクターヘリ基地病院として救急救命体制のもと、道内各地からの患者さんを引き受けており、多職種連携のもと集学的治療を実践しております。疾患や症例によっては、北海道内の高次施設と連携して診療にあたり患者さんにとって最善の治療を提供します。

 また当科では産科と協力し胎児期の心疾患スクリーニング(STIC法)および胎児心エコーによる先天性心疾患の出生前診断を積極的に行っています。計画的な周産期管理が可能となり治療成績の向上につながり、ご家族へのサポート体制も整っています。

小児科(一般小児疾患)

 15歳未満(中学生以下)の小児内科疾患全般の診療を行っております。特に下記の疾患については専門とする医師がおり、広く患者さんをご紹介頂いております。


・川崎病
 通常の川崎病の診療に加え、重症川崎病に対しては血漿交換療法を行い良好な成績を得ています。初期治療で効果が認められない難治症例を当科に転院搬送して頂き管理することもあります。さらに、急性期以降のフォローについても継続的に行っております。

 

・小児アレルギー疾患
 アレルギー疾患である喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、薬物アレルギーなどの入院・外来管理を行っています。食物アレルギーと上手に付き合うためには、「正しい診断に基づいた必要最小限の原因食物の除去」が重要です。できる限り不要な食物制限をすることなく、早めに制限を解除できるようにサポートしています。当科では、食物アレルギーの診断と除去食解除のための食物経口負荷試験(実際に原因食材を食べてみて、アレルギーの症状がどの程度出るかどうかを確認する試験)を実施しています。制限食による栄養の偏りが心配される場合には、当院の管理栄養士による栄養指導を受けることも可能です。また、重症の食物アレルギー患者さんに限定し、緩徐経口免食物疫療法(少しずつ食べて耐性を獲得する治療)も実施しております(研究段階の治療のため、倫理委員会の承認を受けております)。食物アレルギーについてお困りの方は、ご相談ください。

 

・小児内分泌疾患
 低身長の方に対しての、成長ホルモン分泌負荷試験および成長ホルモン治療を行っています。また、小児の糖尿病をはじめとして甲状腺疾患、夜尿症、思春期早発症などの内分泌疾患にも専門医が対応しております。

NICU・新生児病棟(母子はぐくみセンター)

NICU 6床とGCU 6床保有し、地域周産期母子センターとして認定されています。「母子はぐくみセンター」の新生児部門として、産科と協力しながらハイリスク妊娠の分娩に対応する体制をとっております。また乳児検診やNICUから退院したお子さんのフォローアップを行っています。


母子はぐくみセンター

その他

小児専任の看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士/作業療法士/言語療法士などのスタッフの他、チャイルドライフスペシャリスト、病棟保育士、医療ソーシャルワーカーなどの多職種と連携して診療を行っています。

また、道内最大級の在宅医療専門施設(生涯医療クリニックさっぽろ)と診療連携しており、小児の在宅呼吸器など医療的ケア児の診療も行っています。

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