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診療科・部門

心臓血管外科

 

後期研修について

はじめに

当科の研修の基本方針は、心臓血管外科というチーム医療の中で、一人の患者さんの術前診断、治療方針・手術々式の決定、手術、術後管理を責任ある主治医として行うことのできる外科医となっていただくことです。その課程の中で外科専門医を取得し、更に心臓血管外科専門医取得のための手術点数の確保を目指していただきます。

 

主たる専門医資格と取得までの期間、条件

外科専門医 卒後修練期間5年以上
心臓血管外科専門医 卒後修練期間7年以上(認定修練施設における修練期間3年以上)

 

他の取得可能な専門医資格

日本循環器学会認定循環器専門医
日本血管外科学会認定血管内治療認定医
腹部大動脈瘤ステントグラフト実施医
胸部大動脈瘤ステントグラフト実施医

 

施設認定の名称

心臓血管外科専門医認定機構基幹施設

 

研修計画

現在、心臓血管外科専門医は外科専門医取得が前提となっており、当科での後期研修を始めるにあたって基本的には外科専門医取得に必要な一般外科症例数をある程度満たしていることが望ましいですが、相談により研修3年目に6カ月程度を限度として当院外科ローテーションを行うことも可能です。当科後期研修中に外科専門医筆記試験合格(研修4年目)、更に外科専門医取得(研修5年目)を目指していただきます。
また、外科専門医取得のために心臓血管外科領域の症例経験を必要とする外科系研修医の方に、半年から1年の期間で当科にて研修していただくことも可能です。

当科はJACVSD(Japan Adult Cardiovascular Surgery Database:日本成人心臓血管外科手術データベース)、JCCVSD(Japan Congenital Cardiovascular Surgery Database:日本先天性心臓血管外科手術データベース)に加入しており、経験症例はNCD(National Clinical Database)に登録され、心臓血管外科専門医取得の点数にカウントされます。また心臓血管外科専門医資格である認定修練施設における修練期間は当科での後期研修で満たすことが可能です。

後期研修医には早いうちから数多くの術者を経験していただく方針で、具体的にはCABGのグラフト採取(静脈、内胸動脈、橈骨動脈)、開胸・閉胸操作、人工心肺カニュレーション、末梢血管手術(動脈血栓摘除、下肢静脈瘤、F-Fバイパス、F-Pバイパス)、腹部大動脈瘤手術、心房中隔欠損症などの開心術を術者として、また難易度の高い手術を助手として行っていただきます。当科は小児心臓外科チームも有し成人心臓外科、小児心臓外科、血管外科と総合的な研修が可能となっています。また3次救急指定の総合病院である性質上、超急性期、合併疾患を有するなど難治症例の比率が高いことが特徴です。

研修3年目:
基本的手術手技の修得と手術の経験(血管露出・吻合、静脈グラフト採取、開胸・閉胸操作、人工心肺カニュレーション、IABP・PCPS挿入等)、難易度(A)手術の第一助手の経験(心房中隔欠損症、動脈血栓摘除術など):心臓血管外科専門医取得のための手術点数年間100点を目標とします。

研修4年目:
各種動脈グラフト採取、手術助手としての手技修得、難易度(A)手術の執刀・経験、難易度(B)(C)手術の第一助手の経験(腹部大動脈瘤、胸部大動脈瘤、弁置換術、弁形成術、CABGなど):外科専門医筆記試験合格および心臓血管外科専門医取得のための手術点数年間150点を目標とします。

研修5年目:
手術助手としての確立(第一助手ができる)、難易度(B)(C)手術の執刀・経験:外科専門医筆記試験合格および心臓血管外科専門医取得のための手術点数年間250点を目標とします。

 

カンファレンススケジュール

モーニングカンファレンス(ICU、病棟):毎朝
回診:1日2回(朝、夕)
抄読会:毎週木曜日
開心術々前カンファレンス:毎週月曜日
循環器内科・心臓血管外科合同術前カンファレンス:毎週金曜日
大動脈瘤術前カンファレンス:毎週金曜日
Mortaliy、morbidityカンファレンス:月1回

 

科の実績(2022年)

年間手術件数:388件
開心術:230件(心拍動下冠動脈バイパス術、胸部大動脈ステントグラフト含む)
非開心術:193件(腹部大動脈瘤、末梢動脈疾患など)

※詳細は当科ホームページ内の診療実績をご参照ください。

 

※募集人数や研修期間、応募資格などは後期臨床研修医募集要項をご覧ください。

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