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COVID-19感染症とリウマチ膠原病診療
COVID-19感染症とリウマチ膠原病疾患との関係について、リウマチ膠原病疾患の増悪はありませんが、高疾患活動性、ステロイド投与量がCOVID感染症の重症化と関連し、特定の薬剤ではコロナワクチンの効果減弱があり、わずかですがブレークスルー感染が多いことも明らかになりました。
COVID感染対策のため、薬物療法により寛解・低疾患活動性の達成・維持を目指し、可能な場合はステロイド剤を漸減・中止し、コロナワクチン接種の推奨、接種時期と薬物投与の調整を行なっています。
2022年7月13日掲載
高齢発症関節リウマチ患者の健康寿命促進を目指した治療戦略の確立(LORIS study)
我が国の関節リウマチ患者数は83万人と推計され、その6割は65才以上であり、高齢発症関節リウマチ患者が増加していることが明らかになりました。
しかし、高齢発症関節リウマチの治療には未解明な点が多いのが現状です。
2022年2月高齢発症関節リウマチ患者の治療戦略の確立のため多施設によるレジストリ研究(観察研究)が始まりました。
当院も分担研究機関として参加し、協力をお願いしています。
対象は、65才以上で発症し、抗リウマチ薬未使用の関節リウマチ患者さんです。
対象となる患者さんがおられましたら、ご紹介いただけますと幸いです。
2022年7月13日掲載