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診療科・部門

腎臓内科

後期研修について

はじめに

腎臓内科では年間450例以上の当科入院患者に加えて、地域基幹総合病院ならではの豊富な臨床例があり、初期研修で培った力を存分に発揮させる場が保証されます。後期研修では、検査・治療手技に磨きをかけ、診断精度と治療効果の向上を目指してください。また、このような経験の中で臨床研究の必要性に気付けば、あなたをサポートする体制も整っています。

研修計画・目標

後期研修1年目 診断・治療過程の習熟に重点を置く
後期研修2年目 ベッドコントロールを含めた病棟全体の管理をスタッフとともに行う。
初期研修医、1年次後期研修医の指導者としての研修を行う。
後期研修3年目 他科コンサルテーションにおける適切な助言。
希少疾患に遭遇した場合の診断への過程。
臨床研究の立案と実行。

専門医取得の条件

日本腎臓学会腎臓専門医

・医師免許があること
・日本腎臓学会の会員歴が継続して5年以上であること
・日本内科学会認定内科医取得後3年以上、日本小児科学会専門医、日本外科学会専門医、日本泌尿器科学会専門医、
 日本泌尿器科学会専門医は取得後1年以上であること

日本透析医学会専門医

・内科学会、外科学会、泌尿器科学会、小児科学会の専門医又は認定医、麻酔科学会の指導医の資格を有し、
 5年以上の臨床経験がある
・透析医学会の会員歴3年以上
・透析医学会認定施設、教育関連施設で3年以上の研修歴がある

認定施設

日本腎臓学会腎臓専門医制度研修施設
日本透析医学会専門医制度認定施設

検査および治療手技の修得 頻度/年(2022年度)

腎生検(腎生検実施と病理医とのディスカッション) 94例
緊急ブラッドアクセス留置 約40例

内シャント造設  81例
シャントPTA(ブラッドアクセスインターベンション) 55例

治療総論

〔降圧薬〕

各薬剤の薬理学的特徴の本質的な理解。
降圧療法の理論的バックグラウンドの理解とエビデンスの理解。
効果的な降圧療法の実践。

 

〔食事療法〕

減塩食と低タンパク食、透析患者における低リン食の理解。
効果的な食事療法の実践。

 

〔ステロイドおよび免疫抑制薬〕

各薬剤の薬理学的特徴の本質的な理解。
副作用の理解と対処法の実践。
各疾患における適応と実践およびエビデンスのアップデート。

 

〔血液浄化療法〕

血液透析、血液濾過、ECUM、血漿交換、腹膜透析などの各治療モダリティのメカニズムと治療機器の理解。

主要疾患の病態理解と管理の研修

IgA腎症;79例/年

  • 血尿、蛋白尿患者のスクリーニングと腎生検による診断。
  • 扁摘パルス療法の適応と実施による完全緩解療法。

急速進行性糸球体腎炎; 17例/年

  • 血管炎患者の拾い上げと腎生検による迅速な診断。
  • ステロイドパルス療法および免疫抑制療法の適応と実践。
  • 合併症の管理と予後改善を目指した管理。

ネフローゼ症候群; 44例/年

  • 臨床病態からの組織学的診断の類推。
  • 腎生検による病理学的診断。
  • ステロイド療法の開始とステロイド抵抗性の見極め。
  • 浮腫および腎不全への移行の病態理解と管理。
  • 合併症、副作用の理解と管理。

保存期腎不全、CKD; 41例/年

  • 腎不全進行抑制のための降圧療法、食事療法の実践。
  • 腎代替療法としての血液透析、腹膜透析および移植の選択。
  • 血液透析用内シャントの造設。
  • 導入期の心血管合併症の管理(冠動脈造影など循環器科と共同)。

血液透析導入; 53例/年

  • 待機的導入と緊急透析導入から維持透析に移行する患者管理。
  • 身体的管理(合併症の管理)と社会的管理(維持施設との連携)。
  • 精神的サポートと社会的(含家族に対する)サポートの実践。

急性腎不全、AKI; 8例/年

  • 腎前性、腎性、腎後性の鑑別と対応。
  • 血液浄化療法のタイミングの見極め。

カンファレンススケジュール

新患カンファレンス 毎週火曜日 15:00~
病棟ファレンス 毎週木曜日 16:00~
透析カンファレンス 毎週金曜日 15:00~
Journal Club 毎週金曜日 13:00~

※募集人数や研修期間、応募資格などは後期臨床研修医募集要項をご覧ください

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