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診療科・部門

整形外科

診療体制

外来

外来では一般整形外科診療の他に、下肢、上肢、股関節、脊椎などの各専門外来を行っており、整形外科のほとんどすべての疾患に対応できる体制をとっています。当院は2012年より「地域医療支援病院」として道から認可されたことに加え、当科の手術件数が救急外傷患者を中心に急増していることから、2013年6月から整形外来を紹介患者中心の診療体制に変更し、新患患者の診察は原則的に、「紹介状のある方と早急な処置を要する外傷患者」に限定させていただいております。紹介状のある患者さんは優先的に予約、診察、検査を行う体制をとっております。

手術

手術に関しては慢性の変性疾患の手術だけではなく、救命救急センターからの交通事故や労災事故、外傷等の急性疾患に対しても積極的に取り組んでおり、その手術件数も年々増加しています。特に全身管理を要する多臓器損傷、多発骨折や神経・血管損傷、小児の骨折に対しては救急科や麻酔科、外科などと協力して迅速に対応しております。

また内科合併症の多い高齢者に対する手術件数も年々増大し、2019年度の80歳以上の大腿骨近位部骨折手術件数は150例でした。さらに2009年からは「札幌市大腿骨近位部骨折地域連携パス協議会」を開始して、本院と回復期リハビリ病院との間で連携治療を行っています。しかしながら整形外科病床数が約60床と少ないため、手術後にリハビリを長期間必要とする患者さんにはリハビリ専門病院への転院をお願いしています。

疾患別診療内容

①下肢(膝・足関節・足部)

膝疾患は、高齢者を対象とした変形性膝関節症に対しては人工膝関節置換術をほぼ無輸血で手術を、また壮年期の変形性膝関節症に対しては高位脛骨骨切り術をプレート使用したOpen wedge法で行っています。さらに症例によっては低侵襲な片側人工関節置換術も積極的に行っております。
足関節疾患では、変形性関節症に対しては初期症例では骨切り術、進行例では固定術を行っており、固定術では関節鏡による低侵襲手術も可能です。また外反母趾、リューマチ性足部変形に対しては骨切り術、関節形成術及び関節固定術といった複数の術式を組み合わせて痛みのない足の達成を心掛けております。

②スポーツ損傷・障害

若年者を対象にしたスポーツ外傷・障害の分野では、膝半月板縫合術、さらに膝靭帯損傷に対して靭帯再建術を積極的に行っております。特に膝前十字靭帯や膝後十字靭帯再建術の際の移植腱には、症例によって膝蓋腱や膝屈筋腱を使い分け、関節鏡視下手術で手術侵襲を少なくして行っております。また足関節疾患に対しても関節鏡視下手術を積極的に取り入れ早期スポーツ復帰を目指しております。

③上肢(肩・肘・手関節・手)

上肢は2020年4月現在4名の医師が常勤しており、整形外科上肢センター長の蔡を中心に様々な上肢外傷に積極的に対応しています。四肢の切断、血管損傷を伴う多発外傷、また小児の肘周辺の骨折や手指の外傷に対しても迅速に対応しております。さらには手指の筋、腱、神経の外傷や肩、肘、手のスポーツ外傷などの急性外傷性疾患の他、肩の腱板変性断裂や変形性肘・手関節症などの慢性疾患に対しても積極的に関節鏡での手術をとり入れ幅広く取り組んでおります。

④股関節

股関節疾患に対しては、Dr.宮田が股関節疾患の診療を担当しています。手術は人工股関節置換術や大腿骨近位部骨折を主に行っております。

⑤脊椎疾患

脊椎疾患に関しては、2012年度から脳神経外科医のDr青山が当科のDr小原とともに脊椎脊髄疾患を担当することになり、「脊椎脊髄センター」(青山センター長)を設立し、主に脊椎の変性疾患、腫瘍および炎症疾患などの診療を行っております。

⑥救急外傷

四肢の骨折はもちろんのこと、重度関節内骨折や重症開放骨折に対しても組織移植や創外固定などを駆使しての治療が可能です。また、脊椎、骨盤、寛骨臼骨折に対しても若年者の高エネルギーによるものから高齢者の脆弱性に対するものまで積極的に行っています。

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