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診療科・部門

心臓血管外科

大動脈血管内治療センター

多くの施設で胸部や腹部大動脈疾患に対する血管内治療としてのステントグラフト内挿術が施行可能となっていますが、他施設に先行して2000年よりハンドメイドのステントグラフトを作成し治療開始した経験に加え現在までに1,500例を超える治療経験から当院では先進的ステントグラフト内挿術が施行されています。本邦のみならず世界的に情報発信している当院独自の最新大動脈ステントグラフト内挿術を紹介します。

腹部大動脈瘤

(図1)腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術後
  症例。ステントグラフト内挿と同時に大動脈瘤内に液状
  硬化物質を注入し腰動脈(白矢印)が閉塞されている。

腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術は低侵襲で良い治療法ですが、術後数年間経過しますと10~20%の症例で大動脈瘤拡大が確認されています。最大の原因は大動脈瘤から分岐している腰動脈からの逆流です(タイプIIのリークと呼びます)。多くの施設ではタイプIIのリークに対しては重要視していませんが、本治療法がベストな治療と認識されるためにはタイプIIのリークに対する治療が重要です。

当院では4年前からきめ細やかな術後降圧管理にてタイプIIリークを半減させ、2年前より術中の瘤内液状硬化物質での腰動脈閉塞に取り組み(図1)更なるタイプIIリーク残存を減少させる事に成功しており有効性を世界に向け情報発信しています。


 

  

 

胸部大動脈瘤

腹部大動脈瘤同様に単純な下行大動脈瘤に対しては多くの施設でステントグラフト内挿入術は施行可能です。しかし遠位弓部大動脈瘤においては大動脈瘤に近接して頸動脈が分岐しており多くの施設では人工血管バイパスを併用しステントグラフトを弓部大動脈から留置しています。当院でも同じ選択肢はあるのですが、頸動脈への外科的操作は脳梗塞発生率を上昇させます。

当院では脳梗塞発生率の低減化とステントグラフト内挿術をより単純低侵襲とする術式の選択が可能です(図2)。企業製の開窓型グラフト(頸動脈へのバイパスなしに血流を温存するグラフト)に先行してハンドメイドでの開窓対応を多くの症例に応用して来た経験があり低侵襲性においては最先な手術100例超の経験があります。加えて近年は他施設でも大動脈解離に対してステントグラフトによる単純なエントリー閉鎖が施行される様になってきていますが、この領域も10年以上早期の2003年から治療開始してきた経験知識があります。真腔内への治療に加え偽腔内血圧モニターを根拠とした偽腔内操作への最適な追加治療を提案しています。

       (図2)遠位弓部大動脈瘤症例。局所麻酔下に右鼠径の小切開のみで開窓型ステントグラフト内挿術施行。
         多くの施設では多くの皮膚切開と伴に両側頸動脈(白矢印)への人工血管バイパス術を付加手術として
         施行してステントグラフトを留置する術式に比較して数段低侵襲な術式となっている。



 

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