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診療科・部門

外科・呼吸器外科・消化器外科

食道疾患センター

ご挨拶

食道疾患センターの特徴は、治療困難で総合的な診断治療を必要とする食道疾患に対して様々な診療科・診療部署が関わりチーム医療として食道疾患に対応することです。
食道疾患で最も多いのは食道癌です。食道癌に対して内視鏡的治療(消化器内科)、外科的治療(消化器外科、頭頸部外科))、化学療法(腫瘍内科)、放射線療法(放射線治療科)等の治療法を患者さんの状態、病気の進行度、社会環境に応じて対応いたします。2020年1月よりロボット支援手術を採用し、より精度の高いリンパ節郭清を行います。また、患者さんの負担をより少なくする目的で縦隔鏡による食道切除も行なっております。
癌の終末期に安心して過ごしていただくよう緩和医療も行なっております。良性疾患として食道裂孔ヘルニアや食道アカラシアに対する内科的・外科的治療も積極的に行っております。さらには特発性食道破裂、鋭的異物誤飲のような緊急を要する疾患にも24時間体制で対応しております。
これらの食道疾患を複数の診療科、診療部が協力し合いながら対応いたします。
食道疾患にお悩みの患者さんとそのご家族が、安心して当院の食道疾患センターにお任せくださるよう日々努力してまいりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。

2023年5月
手稲渓仁会病院
食道疾患センター センター長
木ノ下 義宏

 

 

診療体制

主診療科 代表 協力診療科 代表
外科 木ノ下 義宏
岡田 尚也
呼吸器外科 加藤 弘明
消化器内科 原田 拓 心臓血管外科 奈良岡 秀一
腫瘍内科 石黒 敦 麻酔科 横山 健
放射線治療科 三浦 勝利 形成外科 七戸 龍司
頭頸部外科 古田 康 救急科 奈良 理
歯科 及川 透 緩和ケア科 安濃 英里

 

協力部署

看護部、薬剤部、リハビリテーション部、栄養部、患者サポートセンター、オンコロジーセンター、渉外課

代表的な食道疾患

食道癌が最も多く、約90%を占めます。食道癌は胃癌や大腸癌と比較してリンパの流れに乗って転移しやすく予後が悪いと言われています。治療方法も多岐にわたり手術、化学療法、放射線療法を色々組み合わせて行う集学的治療が必要です。食道癌診療ガイドラインを遵守しながら患者さんに最適な治療法を提案いたします。手術は負担の少ない胸腔鏡、腹腔鏡補助で行います。さらにご高齢、並存病変をお持ちの患者さんに対してより負担の少ない縦隔鏡を利用した手術を行う事ができます。近年食道胃接合部癌が増加してきています。標準的な治療法として確立されておらず、学会でも注目されている領域です。食道胃接合部癌の手術法は、癌の組織型、病気の大きさ、位置によって異なります。患者さんに負担の少ない手術を提供いたします。
食道の良性疾患は、発症頻度は少ないものの食事の通過障害という症状でご苦労される患者さんが多いようです。特に近年食事の欧米化、生活習慣病、等で逆流性食道炎が増加しております。生活習慣の改善や食事療法、薬物療法等で対応しています。炎症の程度が激しいと手術を考慮する必要もあります。食道アカラシアは食道の筋肉の弛緩不全からくる通過障害です。まず診断をしっかりする事が大切です。治療としましてはバルーンによる食道拡張、腹腔鏡による食道括約筋切開、等があります。
救急対応が必要な食道疾患としましては義歯、魚骨、薬剤の包装(PTP)、等の鋭的異物の誤飲による咽頭・食道損傷です。緊急で内視鏡摘出を行いますが、摘出すると食道穿孔の危険性がある場合は手術的に摘出することとなります。特発性食道破裂は緊急に対応しないと生命に関わる事があります。

 

食道悪性疾患 食道癌
食道胃接合部癌
食道GIST
食道良性疾患 逆流性食道炎
食道裂孔ヘルニア
食道アカラシア
食道粘膜下腫瘍
食道憩室
食道救急疾患 食道気管瘻
特発性食道破裂
マロリーワイス症候群
食道異物

診療実績

食道疾患初診患者数(2015年~2022年)

 

 

食道がん切除年間症例数(2015年~2022年)

 

食道疾患治療症例数(2019年~2022年)

ご紹介いただく先生方へ

食道疾患は食事の通過障害で栄養状態不良となる患者さんが多いようです。また、鋭的異物誤飲や特発性食道破裂のような緊急対応が必要な場合もあります。通常の患者サポートセンターを通しての外来予約では対応が遅れる場合がありますので直接電話連絡いただければ対応いたします。
また、診断・治療にお悩みの場合お問い合わせいただければ迅速に対応いたします。

食道疾患センター
センター長 木ノ下 義宏
TEL: 011-681-8111
e-mail:kinoshita-yo@keijinkai.or.jp

 

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