“嚥下食を知る”技能実習生カリキュラムのひとつ【定山渓病院看護部ブログ】

 ミャンマーから6名が当院で介護職の技能実習を行っています。

技能実習3年目が始まる前に、患者さんに提供している食事がどのように作られているかという事を学びました。

講義中

まず、嚥下の仕組みを管理栄養士から講義を受けた後に、

 

 

 

 

 サツマイモの食形態を変えて、常菜➡軟菜➡ミキサー菜➡ゼリー菜(ペースト状のもの固めたもの)と徐々に変化していく過程を見て確認しました。

実際に調理

 

 

 

 

 

試食、食感の違いを感じます

味も少し違うような…

 

参加した技能実習生の感想をいくつか紹介します。
「ミキサーの名前は聞いたことはあったが初めて見た」
「ミキサー菜がどのように作られているかを知ることができた」
「もっと時間をかけ教えてもらうと自分たちもできると思うが、結構大変だと思った」

「当院は調理を行ってくれる人がいて良かった。患者さんが食べられるように(栄養科が)対応して頂き感謝の気持ちを持った」

当院は、介護職が調理することありません。しかし施設等、職場環境によっては、介護職が調理を担当することもあります。そのため、この「調理業務」という項目がこのカリキュラムに入っているのかもしれません。
3年間の技能実習修了後の働き方を考える礎のひとつにはなったと思います。

 

技能実習が始まって少ししたころ、食文化の違いで一度も口にしたことがないものは、患者さんに味を伝えにくいと考え、試食会を行ったこともあります。

カリキュラムの中で行われた色々な講義や実習の様子などを2021年7月12月にもこのブログで紹介しています。ぜひアクセスしてみて下さい。

本格的に雪が降りました。             N・Tao