2022-12

色とりどり看護 いきいき慢性期♪【定山渓病院看護部ブログ】

2022年度はこれまで3回の合同病院説明会に参加しました

11月4日は駒沢看護専門学校(Web)、12月17日は北海道科学大学、12月20日には北海道看護専門学校です。

合同説明会には、他に市内だけではなく、北海道内外からの午前・午後に5~6の医療機関の参加がありました。

会場ポスター

 

当院では、パワーポイントや動画を駆使し、「色とりどり看護 いきいき慢性期」をアピールしました。

 

学生さんの質問の中には、給与や勤務時間、休暇等のより具体的な労務関係の話、キャリアアップやスキルアップを視野に入れた研修内容、資格取得支援、キャリアラダーの運用等の情報も多く、自らのビジョンを描きながら説明を受けている様子が伺えました。

 

ある学校の様子

当院でも、新卒看護師の2年間教育サポート、研修や資格取得への支援(補助)、奨学金によるキャリア支援等をお伝えしました。参加者は、真剣な眼差しで聴いてくれていました。

また、リハビリテーション部千葉副主任の動画も大変好評でした

 

今回のブログは、参加した御家瀬看護副部長・企画推進課塚本課長・企画推進課サポートメンバーの川口さんに、その様子をレポートしていただきました。

今年最後のブログとなります。年も、たくさんの方にブログを見ていただきありがとうございます。

このブログを切っ掛けに、定山渓や渓仁会Kマークペイント.png定山渓病院、定山渓病院看護部に興味を持っていただけると
うれしいです。
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N・Tao

インターンシップを行いました【定山渓病院看護部ブログ】

定山渓は一面の雪景色になりました。

札幌中心部より標高が高いためか、札幌方面から国道230号で定山渓温泉に近づいてくると積雪がどんどん多くなってきます。

2022年も終わりに近づいてきましたが、来年度以降に向けて、リクルートに関連した行事が立て続けにありました。今回は、高校生を対象にインターンシップのご紹介をします。

札幌市南区にある新陽高校と南陵高校の生徒ににインターシップを行いました。

看護・介護体験を通して看護・介護への関心を高めて頂き、進路を選択するときの一助になればという思いでコロナ禍ではありますが、感染対策を徹底し、行いました。

交替で車いすに乗ってみました

血圧測定や酸素飽和度測定、車いすやストレッチャーでの移動体験、患者さんの食事介助のシャドー研修や手浴支援等、たくさん体験してもらいました!

 

手浴支援体験をしました。

体位変換の体験「寝返りできるのは当たり前ではないんだと気づきました」

 

 

 

 

 

午後の座談会では和気藹々と体験を語らい、素朴な質問にお答えするなど、笑い声が絶えない会となりました。

「病院はピリピリしたイメージだったが、明るい雰囲気だった。」
「看護師さんは大変だというイメージだった。でも、今回現場を見て良いなと思った。」
「看護師と歯科衛生士で進路を迷っている。体験を生かしてしっかり考えたい。」
「元々介護に興味があった。体験して益々良いなと思った。」
「医療分野のいろんな職種から将来を考えたいと思う。」
「働くこと自体がイメージできませんでした。でも、とても楽しそうに働いているのを見れてよかったです。」「アットホームな雰囲気でスタッフの皆さんも楽しそうで、私も将来こんなところで働くことができたら良いなと思いました。」

このようなたくさんの感想をいただきました。また、引率教諭からは「進路選択を考えるうえで多くを学ぶ機会となりました」と感謝の言葉を頂きました。

参加した高校生と看護部で記念に!!

 

将来「高校生の時にインターンシップに来ました」という方と出会うことを楽しみにしています。

 

N・Tao

当院での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生について

12月20日、当院の病棟にてクラスターが発生いたしました(12月22日現在患者13名)。

濃厚接触者への検査およびゾーニングは完了しており、引き続き、患者さんの安全を守ることを最優先に、感染対策を徹底の上、通常診療を継続してまいります。

患者さん、ご家族をはじめ、関係者の皆様にはご心配をおかけ致しますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

不安や疑問などがございましたら、主治医、看護スタッフに気軽にお問い合わせください。

※感染者やご家族の人権尊重・個人情報保護にご理解とご配慮をよろしくお願いいたします。

 

2022年12月22日 病院長 中 西 克 彦

抑制廃止検討委員会【定山渓病院看護部ブログ】

定山渓は雪景色  温泉が恋しくなります。
現在は、抑制することなくケアを行う事は当たり前になりましたが、
当院は1999年7月25日に抑制廃止宣言を行い、
9月に抑制廃止検討委員会を、発足しました。当時は、看護職・介護職だけの委員会でした。
その後、社会の変化や全職員の意識改革が進むとともに病院組織としての委員会になり、現在は、医師、看護師、リハビリスタッフ、MSWと多職種で構成されています。
月1回の委員会は、担当医師の「こんにちはー」の挨拶で始まるフレンドリーな雰囲気です。
委員会では様々な取り組みを行っています。
部署で実践している抑制に頼らないケアについて委員の間で報告しあい共有しています。
他には誰が見ても低床ベッドの種類がわかるように表示し活用したり、SSS運動  等です。
抑制には、身体のみではなく言葉の抑制もあります。
それを具体的に示した職員向けの動画を作成し「こんなこと悪気なく言っていませんか?」という問いかけとともに、教育に活かすそうです。

先日その撮影場面に潜入しました。

ナースステーション前の一場面

カーテン越しの会話の撮影(監督のS師長が…)

看護師役は、言葉の抑制を想起させるセリフに「こんな言葉言ったことないから言えない」と憤りを覚える中、進行・演出のS師長から「誰も言ったことないよ、でも頑張って作ろう」と励ましの言葉が飛び、緊張しながらも進んでいました。その緊張の中、患者さん役のスタッフの行動は名演技で、笑いが起こりました。

患者さんが胃のチューブを抜いてしまった…その場面を再現

動画が完成し、学習できることが楽しみです。   N・Tao

“嚥下食を知る”技能実習生カリキュラムのひとつ【定山渓病院看護部ブログ】

 ミャンマーから6名が当院で介護職の技能実習を行っています。

技能実習3年目が始まる前に、患者さんに提供している食事がどのように作られているかという事を学びました。

講義中

まず、嚥下の仕組みを管理栄養士から講義を受けた後に、

 

 

 

 

 サツマイモの食形態を変えて、常菜➡軟菜➡ミキサー菜➡ゼリー菜(ペースト状のもの固めたもの)と徐々に変化していく過程を見て確認しました。

実際に調理

 

 

 

 

 

試食、食感の違いを感じます

味も少し違うような…

 

参加した技能実習生の感想をいくつか紹介します。
「ミキサーの名前は聞いたことはあったが初めて見た」
「ミキサー菜がどのように作られているかを知ることができた」
「もっと時間をかけ教えてもらうと自分たちもできると思うが、結構大変だと思った」

「当院は調理を行ってくれる人がいて良かった。患者さんが食べられるように(栄養科が)対応して頂き感謝の気持ちを持った」

当院は、介護職が調理することありません。しかし施設等、職場環境によっては、介護職が調理を担当することもあります。そのため、この「調理業務」という項目がこのカリキュラムに入っているのかもしれません。
3年間の技能実習修了後の働き方を考える礎のひとつにはなったと思います。

 

技能実習が始まって少ししたころ、食文化の違いで一度も口にしたことがないものは、患者さんに味を伝えにくいと考え、試食会を行ったこともあります。

カリキュラムの中で行われた色々な講義や実習の様子などを2021年7月12月にもこのブログで紹介しています。ぜひアクセスしてみて下さい。

本格的に雪が降りました。             N・Tao