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リハビリ部 佐藤義文部長が「発明奨励賞」を受賞!

2022.04.11 UP

  リハビリテーション部 佐藤義文部長が、第47回(2021年度)発明大賞において「発明奨励賞」を受賞した記事が、3月7日日刊工業新聞に掲載されました。

第47回発明大賞 受賞作品 『車いす片手駆動用キャスター補助デバイス』

以下に、佐藤部長からのコメントを紹介させていただきます。

「もう10年くらい前ですが、外来リハビリテーションを担当していた脳性麻痺の小学生がいました。電動車いすは怖くて、操作出来ない児でした。ただ、片手だけは使えたので、車椅子に後付けする様な補助具を作成し、駆動に時間はかかりますが、平地であれば、自分で行きたいところに車椅子を漕ぐことが出来るようになりました。
3年前に、横串名誉院長に薦められてリハ工学の学会に参加しました。前述の補助具を紹介したところ、関東関西のリハ工学に携わる企業さんや、省庁の専門家の方々の薦めもあり、独学で特許を申請しました。1年に渡る時間と労力を費やしましたが、公益財団法人日本発明振興協会主催 第47回発明大賞にもエントリーして、奨励賞の受賞につながった、という事でした。現在、養護学校で何例か試験利用を開始しており、今回の受賞をきっかけに販売等への道のりもそう遠くないかもしれません」

※「発明大賞(公益財団法人日本発明振興協会と日刊工業新聞社の共催)」は、発明考案を通じて産業の発展や国民生活の向上に寄与した中小企業や個人・グループを対象に贈られています。

当院1階のテクノエイドセンターで販売される日が楽しみですね。

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