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リハビリテーション部

リハビリテーション部長 佐藤義文

 

 開院9年目、当院から卒業(退院)した患者さんは、のべ5,000人を超えました。 リハビリテーション部は、産育休のスタッフが一定数いますが、それでも150名を超えるスタッフで、入院・外来・通所・訪問の利用者さんのサービスを継続的に展開しています。リハビリテーションの手段も、目標も、当たり前ですが患者さんごとに違います。オーダーメイドリハビリテーションが当たり前、と私たちは思っています。「つながるリハビリ」短期集中訪問リハも今年度は利用者も多く、過去最高のクライアント数になりつつあります。今年は、その退院後の短期集中スタッフも、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)に続き、言語聴覚士(ST)も展開。引き続き、患者さんのより早い回復、より早い社会復帰を促す取り組みを継続しています。

 外来・通所のリハビリテーションについては、医師不足などもあって、新規の受け入れが難しいこともあります。その代わりではありませんが、夕方のリハビリテーションセンターの有料開放事業(医療法42条 健康増進施設 リ・クリエイト桑園)には体力維持、改善のための自主トレーニングに加え、マンツーマンのパーソナルトレーニングや鍼治療に来院される方が増えてきています。昨年は、当院の利用者さん・元利用者さん3名が札幌市選手団として、全国障がい者スポーツ大会の陸上やボッチャ選手として、佐賀に赴き、メダルを獲得してきました。今年は北海道代表に2名、札幌市代表に1名が選出され、滋賀で力を発揮してきます!今年8月、はまなす車いすマラソン(北海道マラソンと同時開催)では、当院リクリエイト桑園利用者が、全国女子4位、北海道女子1位の快挙を達成しました。当院でトレーニングをしてわずか8ヶ月でしたが、本人の頑張り、日頃の努力の結果と思います。

 今入院している患者さんたちでも、そんなパラスポーツを頑張っているアスリートを見て、「自分も頑張ってみよう!」と思ってくれる人が増えてくれたら、と思いつつ、日々、スポーツ活動も支援していきたいと思います。

 いずれ、コロナなども制限が解除され、リクリエイト桑園に入院患者さんが来室して、リハビリ経験者の先輩後輩同士でピアサポート活動に発展できれば、と今後の展望にも期待を寄せる今日この頃です。

リハビリテーション部
部長  佐藤 義文