2025-06-24

第90回 日本温泉気候物理医学会 総会・学術集会へ参加

第90回 日本温泉気候物理医学会 総会・学術集会へ参加

日本温泉気候物理医学会の総会・学術集会が5月24日~25日に横浜で開催され、
当院より温泉療法医の中西院長、経営管理部長、温泉入浴指導員の作業療法士が出席しました。

日本温泉気候物理医学会の総会・学術集会の歴史は古く、1935年(昭和10年)に設立され、今回で第90回を迎えます。
学会長はテレビ「世界一受けたい授業」にも出演されていた東京都市大学の早坂信哉先生です。

本学会のテーマは「温泉で人をもっと元気に!学会設立100周年に向けて」でした。
多くの人が「好き」と答える温泉。
ただ、今の日本は、その本当の魅力に触れていないのではないでしょうか。

現在、環境省から「新・湯治(とうじ)」という健康法が推奨されています。
湯治の歴史は古く、奈良時代にはすでに湯治の習慣があったとされています。
ですが、忙しい現代人には長期間ゆったり休暇を取ることが難しいため、実行するにはかなりハードルが高いことかもしれません。
しかし近年、日帰りや一泊二日などの短い期間でも十分な健康効果が得られることも分かってきています。

新・湯治とは、現代のライフスタイルにあった温泉地の過ごし方の提案です。
温泉地周辺の自然、文化、食など、地域資源を多くの人が楽しみ、温泉地に滞在することを通じて心身ともにリフレッシュすることを目指しています。

定山渓病院もより良い入浴環境を整え、利用される方々の健康づくりを応援していきます。

現地にて、当学会理事で、温泉療法専門医の元町総合クリニック 大塚 吉則先生にお会いし記念撮影をさせていただきました。