2019-02

「想像&創造できる看護師をめざして」

こんにちは! 泌尿器・腎センタ-F2病棟です。

泌尿器・腎領域は治療が多岐にわたる為、
急性期から慢性期、周術期から終末期のケアまで非常に学びの多い病棟です。
覚えることがいっぱいで大変な部分もありますが、
今年の1年生もすくすくと成長しています。


今年の新入職員3人衆も頑張っています!!

泌尿器科は治療後も在宅で医療管理を必要とする場合が多く、
患者さんのセルフケア能力をアセスメントし家での生活を想像しながら
「どうやったらできるか」を考え工夫し実践しています。
こちらは尿路ストーマケアの学習会の場面です。
講師はストーマケアリハビリテーション研修を
受講したスタッフが行います。

実際の患者さんの事例をもとに腹壁のアセスメントや装具選択など、
皆で装具に触れて考えながら楽しく学習しています。

 

学習会はプログラム化され、初級~中級編まで
経験年数に応じて実施しています。
腎臓内科はCKD(慢性腎臓病)プロジェクトチームを立ち上げ
個別的な患者教育の実践を模索中です。
腎臓病は症状がないまま少しずつ進行していき、
やがて腎代替療法が必要となることが多いです。
実際に透析療法が必要となると、
その治療の選択や受け入れに困難をきたす患者さんもいます。
先日、事例をもとに臨床倫理学習会を開催しました。

講師は現在大学院で勉強中のI看護師です。
2つのグループに分かれて臨床倫理の4分割シートを活用してディスカッション 

  

2年目のスタッフからベテランまで色々な意見が出され、
非常に盛り上がりをみせていました。

最後は全体で意見交換を行い、

4分割表での情報整理のポイントや、
この患者さんにとってのケアの妥当性についてふり返りました。
学習会後は、
「倫理シートは情報を整理するのに効果的だと思った」
「カンファレンスでもっと活用できそう」
「皆で事例をふり返ったことが楽しく、学びになった」
など前向きな意見が聞かれ、
Aさんとの貴重な出会いが看護を見つめ直す機会になりました。
これからも患者さんの生活を想像し、
ケアを創造(創意工夫)できる看護師を皆で目指していきたいと思います。

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