2020-07

第2回 小児科専門研修プログラム Web説明会のご案内

将来、小児科医になることを希望している初期研修医の皆さま、こんにちは。
この度当院小児科では、好評につき第2回の病院説明会を開催する運びとなりました。
少しでも興味がある方は、ぜひご参加ください。

第2回 手稲渓仁会病院 小児科専門研修プログラムWeb説明会
日時:2020年8月7日(金) 19時~
場所:Zoomを用いてWeb上で開催
対象:卒後1~2年目の初期研修医の方
   お申込みは こちら から
※申込締め切り:8月2日(日)→ 8/5(水)に延長しました
②開催2日前頃にZoom ID, パスワードをお送りいたします。
③説明会当日は送られてきた②のログイン情報にてご参加ください。

ナースプラクティショナーがいる生活

こんにちは、PGY2の池田雪太郎です。

 みなさんはナースプラクティショナーという職種をご存知でしょうか?
 ナースプラクティショナー(NP)とは、主にアメリカの病院で導入されている制度で、一般的な看護師の業務に加え、診察や治療なども一定レベルまでは許可されている、看護師と臨床医の中間のような職種です。当院でも現在このナース・プラクティショナー(仮称)制度を導入中で、6月に総合内科をローテートした際、NPの方と一緒に患者さんを診させていただきました。そこで、NPは今後チームの一員として、日本の医療の中核を成す職種になっていくだろうと確信しました。今回は「ナースプラクティショナーがいる生活」と題しまして、1ヶ月間ともに働いた感想をお伝えしたいと思います。

1. 診ているところがちがう
 当院の総合内科は主治医制ではなくチーム制なので、一人ひとりの患者さんをチームで診ていきます。昨年までは指導医、専攻医、研修医を1チームとして診ていたので、研修医が身体所見をとり、専攻医が方針決定をし、指導医がアドバイスするといういわゆる屋根瓦の診療を行ってきました。今年からは、ここにNPとして皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCナース)のバックグラウンドを持つメンバーが入った形になります。
 私は、1ヶ月間 NPを含むチームで患者さんの診療にあたっておりましたが、ラウンドの際もNPの方は「この姿勢で寝ていると褥瘡ができる」や、「排便の回数が記録されていない」など、私が気づけなかったところに気づいてくださり、その情報が診療の方針を変えることが何度もありました。
 やはり視点の違いは大きいもので、極端に言えばチームの中に研修医が10人いるよりも、NPが1人いる方が効率的なのではとさえ感じるほどでした。

2.看護師の業務を治療に反映できる
 言わずもがな、医療は業務として行おうとすると教科書に書いてない意思決定の連続です。例えば抗菌薬のオーダーひとつとっても、教科書には1日4回投与としか書いておらず、0時/6時/12時/18時でいくのか、3時/9時/15時/21時でいくのか、実際の選択肢は無数にできてしまうのですね。
 ここでチーム内に看護師の視点を持ったメンバーがいると、看護師の業務を考慮して最適な投与のタイミングをすぐに聞け、「この病棟では他の患者さんとの兼ね合いもあるので0時始まりでいきましょう」といったように、投与時間を即座に決定することができました。このスピード感は、昨年には得られなかった感覚です。

3.病院内に強力なコネクションが得られる
 元々当院の看護師として長年第一線で働いていた方なので、私たちのチームには各病棟に後輩ナースたちがいる状態になりました。これにより、どの病棟で診療していてもそこで働いている看護師との連携がスムーズになり、また看護師の方からも私たちのチームへの相談が気軽にできるようになったことで、相方向性が飛躍的に高まりました。

 当院においてNPは現在試験段階であり、実際の治療はまだできませんが、7月からは本格的に稼働する予定です。今後、慢性期の患者さんのケアは診療と看護の視点を持ったNPが行い、研修医は、より急性期の患者さんの診療に専念できるようになることが予想されます。研修医が慢性期の患者さんの転院調整に追われてしまい、急性期をみる余裕がなくなってしまうという問題がある病院も多いかもしれませんが、NP制度の導入によって、この問題の解決の糸口を与えてくれるのではないかと心から期待しています。

病院見学申し込み再開のお知らせ

みなさま、こんにちは。
この度、臨床研修部では医学生の見学のお申し込みを再開することなりましたのでご案内させて頂きます。
見学をご希望の方は、当院の初期研修プログラムホームページ→申込みフォームの注意事項を全てよくご確認頂いてから、お申込み頂きますようお願い致します。

なお、見学の有無は今回の採用試験の合否には一切関係ありませんので、見学に来られなくてもご心配される必要は全くありません。

当院では、患者さんの安全を第一にしています。条件・制限が多くありますことをご了承いただけましたら幸いです。

どうぞ宜しくお願いいたします。

見学の詳細・注意事項・お申し込みは こちら から

8/1(土)Web講演会『臨床留学への道 〜アメリカだけが道じゃない〜』のご案内

Web講演会第10弾は、清水徹先生にご講演いただきます。清水先生は昨年7月に続き2回目の講演です。前回の講演では、オーストラリアと南アフリカでの小児外科研修の様子をお伝えしました。今回は、どうやって海外での臨床留学を勝ち取るかという方法論をお伝えします。アメリカの情報は多くありますが、その他の国にも行ける方法があることを皆さんにお示ししたいです。
 講演会の対象は、医学生、研修医、もしくは若手医師です。Webinar形式で参加者のビデオはOFFですから、気軽に視聴できると思います。御興味のある方は、是非ご参加ください。

Web講演会【臨床留学への道 〜アメリカだけが道じゃない〜】
日時:8月1日(土)AM9-10時
参加登録は こちら から
参加料:無料
参加には、登録後に送られる自動送信メールの内容が必要です。よろしくお願いいたします。

 いよいよWebinarも10回目です。研修医の皆様、是非ご参加ください!そして、大学の後輩や同級生に広めてください!ご協力お願い致します。

外科 今村清隆

消化器内科の研修、充実していますよ!

こんにちは!
 札幌に来て1年半、今は夏なのに蒸し暑さは全く感じず汗ばむことなく、むしろ寒いくらいの気候の札幌を堪能しております。学生の頃は別の科を目指していたのですが、1ヶ月間ローテーションをし、消化器内科に進もうと方向転換している初期研修医2年目、小関真子です。本日は、消化器内科ローテーションと当院の素敵な内視鏡室を紹介します。

 消化器内科は初期研修では必須のローテーションではありませんが、多くの研修医が選択しています。なぜなら、研修医がとても歓迎され、指導医の先生方も熱心にご指導してくださるからです。当院の消化器内科は A:胆膵チーム、B:消化管チーム、C:肝臓チームの3つのチームに分かれています。研修医がローテーションする際は、どのチームを回りたいかを自分で決めることができ、そのチームの先生方と基本的には一緒に行動します。私はCチームの一員として研修しましたが、当院は道内の急性肝不全の患者さんがほぼ全例転院してくる病院であることもあり、1ヶ月間だけで、自己免疫性肝炎、EBウイルス肝炎、急性B型肝炎、非代償性肝硬変、肝細胞癌など、幅広く様々な疾患の患者さんを診ることができました。また、Cチームにいても、AとBの先生方と関わる機会は多く、EUS-FNAやERCPの介助を教えてもらえたり、腹水穿刺や肝生検をやらせてもらえたりと、満遍なく丁寧に手技の指導を受ける機会がたくさんありました。さらには、指導医の先生方のご厚意で、週に3-4回スライドを使ったレクチャーをしてくださり、消化器疾患について臨床を踏まえた勉強をすることができました。また、研修中に経験した症例を論文にすることを提案してくださったり、学会発表するためのサポートをしてくださったりと、アカデミックな面でも大変手厚いご指導を頂くことができます。

 当院は内視鏡室が5部屋、透視下内視鏡室が2部屋あり、設備も大変充実しています。件数が非常に多く、まず研修医は上部消化管内視鏡検査を始めから丁寧に教わります。

 

指導医とともに検査介助中の様子

 また、空き時間には上部消化管内視鏡検査の模型を使って練習ができます。機械の使い方など、看護師さんや他のコメディカルの方々も優しく教えてくださり、みな気さくに話しかけてもくださるので、相談もしやすく大変恵まれた環境です。

 是非、皆さん消化器内科をローテーションして、消化器疾患の見方を学んでください!