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母子はぐくみセンター

母子はぐくみセンター

NICU・GCU

治療が必要な赤ちゃんたちを
しっかりと治療

手稲渓仁会病院は、NICU(新生児特定集中治療室)とGCU(継続保育室)をそれぞれ6床ずつ備えています。早産や合併症のある妊婦さんの出産について、当院で生まれた赤ちゃんの他、他院で生まれた赤ちゃんも24時間体制で新生児搬送を受け入れています。

特に先天性心疾患に関しては、出生前診断から生まれた後の確定診断、治療、その後の継続支援まで行うことができるのが強みです。

当院はNICUとGCUを隣接して設けているので、NICUの対象期間を超えてケアが必要な赤ちゃんにも、連携して継続的なケアを行うことができます。

NICUにお子さんが入室することが予想される妊婦さんには、NICUのスタッフが出生前訪問に伺い、説明と共に精神的な支援を行います。また、妊婦さんには治療室や保育器などNICUの設備を外からお見せして、どのような環境でお子さんがケアを受けるかという情報共有を行います。出産前から顔の見える関係を築き、自責心を抱きがちなお母さんたちの心の重荷を取り除き、信頼して赤ちゃんのケアを任せていただけるように努めています。出産後、お母さんが入院中に24時間面会できるようにしており、愛着形成が促されるよう、産科と協働して母子を支援させていただきます。

【手稲渓仁会病院のNICU・GCUの特徴】

看護部 看護主任
相馬 美香

NICUには新生児の治療を集中的に行うための最新の設備が整っており、その後に移るGCUも完備されています。それに加え、NICUとGCUでは赤ちゃんの発育を支援するケアや、退院を迎える赤ちゃん・ご家族へのさまざまなサポートも行っています。

●ディベロップメンタルケア

未熟児、低体重出生で生まれたばかりの赤ちゃんは、強い光や誰かが急に触れるといったことを強い刺激として感じてしまいます。そのため光や音などの外的なストレスを最小限にして、お母さんの胎内に近い環境で赤ちゃんの成長発達を促す「ディベロップメンタルケア」を実施しています。

●家族の面会

医療的なケアが必要であっても、赤ちゃんは新たな家族の一員であり、迎える家族との絆づくりが必要です。感染予防などに十分に配慮しながら、できる限りお父さんや赤ちゃんのごきょうだいなどのご家族が赤ちゃんに面会できるよう配慮しています。面会時間の設定はありますが、お父さんのお仕事、お子さんの保育園の予定などを考慮し、可能な限り調整を行います。

●母子室

GCUから退院する前に、ご家庭に近い環境の「母子室」で、帰ってからの生活をシミュレーションできます。1日の赤ちゃんの状況をトータルで見て、生活サイクルを体験することで、退院後の生活を安心して迎えることができます。

●退院後のフォロー

退院したお母さんがご自宅で安心して育児ができているかどうか、NICU・GCUのスタッフが電話訪問を行います。また、産科スタッフと連携して、母乳育児外来(※産科へリンク)などのサポートを行ったり、心臓疾患がある赤ちゃんについては小児循環器科のスタッフと連携して治療体制を整えたりと、お母さん・赤ちゃんに合わせてさまざまな支援を行います。

現場からのメッセージ

小さく、弱々しく生まれた赤ちゃんが、だんだんと目に見えて成長し、元気に大きくなって退院していくのは大きな喜びです。同時にお母さんも、最初は赤ちゃんに恐る恐る触れていたのが、だんだんと子育てに積極的になっていき、笑顔で退院していくのを見ると嬉しく感じます。
NICUは赤ちゃんの命を預かる重みを感じさせられることも多いですが、お母さんたちと密に関われる場所でもあります。看護師としての基礎を大事に、毎日新たなことを一緒に学んでいきたいと思っていますし、とてもやりがいのある職場だと感じています。

看護部 看護師
 田沢 咲紀

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