形成外科は1993年の開設以来当院で14年が経過しました.はじめは大学出張医の外来診療からスタートし現在では常勤医2名で年間667件の手術をこなすまでになりました.
形成外科は特定の臓器の病気を治療対象とする外科ではなく,全身のあらゆる部位の異常や形態変化を治療対象としていますので,他の診療科と多くの境界領域を持っています. 形成外科は主として,機能回復とQOLの向上を目的とする専門外科です.形成外科には大別して二つの専門領域があります.一つは,組織の異常,変形や欠損などの「疾患」を治療対象とする「再建外科」であり,もう一つは,疾患とは言えないが,ご自身が大変気にしている微妙な形状を治療対象とする「美容外科」です.再建外科は「生まれつき,またはけがや癌などで変形したり失われた体の表面や骨の異常を,機能の回復のみならず形も正常に近い状態に再建し,QOLの向上に貢献する」専門領域です.また,「美容外科」は,客観的には病気と認められない細微な形態変化を外科的に修復して,生活の満足度を向上させる専門分野と言えます.当院では、手術治療は保健診療の範囲内で対応していますが、美容外科に関するご相談も賜っております.レーザーによるシミなどの治療が出来るようになりました。(保険適応外)
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| 眼瞼下垂症: | 顔面神経麻痺やコンタクトレンズの長期装用による眼瞼下垂(瞼のたるみ)は手術治療により改善させることが出来ます。 健康保険適応です。 |
| 腋臭症(わきが): | アポクリン腺の除去手術は健康保険適応で治療することが出来ます。 |
| 陥没乳頭: | 授乳障害、乳腺炎の原因となる陥没乳頭も保険で手術が出来ます。 |
2005年よりロングパルスアレキサンドライトレーザー装置を導入し、良性色素性皮膚疾患(シミ、雀卵斑など)の治療を行っています。照射はレーザー外来で行っていますが、相談などは一般外来でも受け付けております。
8.フットケア
糖尿病や動脈硬化、静脈瘤による下腿潰瘍の治療、およびそれに至る皮膚のトラブルの予防を行っています。また陥入爪(巻き爪)をその程度により、ガーター法、パッキング、ワイヤー矯正(保険適応外)で手術なしで治療しています.
変形が高度なものは手術治療も行います。
手技に関して
形成外科は他の診療科ではカバーしきれない高度な手術手技を特徴として分化してきた診療科です.
| 縫縮: | 単に縫合するだけでなく,皮下縫合を行い瘢痕をより細く目立たなくすると共に縫合糸によるムカデの脚状のあとがつくのを防ぎます.部位によっては皮内縫合や接着剤を用います.さらに皮膚の緊張の方向,色調,美容的に目立ちにくくするデザインを行います. |
| 植皮: | 皮膚の移植による再建法で,皮膚の色調,生着しやすさ,採皮部の犠牲を少なくするように手術の計画をします. |
| 皮弁: | 皮膚を血管や皮下組織ごと移植します.これにより正常に近い再建を可能にしています. |
専門外来
形成外科は診療科自体が高い専門性を有しているため全ての初診の患者さまは一般外来で結構です。処置が多く一人当たりの診療時間がかかるため。再来は完全予約制です。
予約紹介患者さまは原則的に認定専門医が対応します.
| レーザー外来: | 毎週水曜午後(完全予約制)レーザー照射を必要とする良性色素性皮膚疾患の患者さまを対象としています。治療の相談は一般外来で行います。 |
手術件数
スタッフ,病床共に少ないながら,形成外科の対象疾患の全てに対応しています.クリニカルパスの導入、術式やドレッシングの工夫により入院期間は一般より短く済み、患者さまの負担軽減に心がけています。
残念ながら設備がありませんので広範囲熱傷の治療は行っていません.
医師紹介
| 役職 氏名(カナ) | 卒業 年度 | 経歴 | 学会認定資格 |
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| 主任医長 横山 統一郎(ヨコヤマ トウイチロウ) |
H2 | ・北海道大学病院 | ・日本形成外科外科学会認定医 |
| 医員 宇佐美 聡(ウサミ サトシ) |
H16 |
・横浜労災病院 ・東京医科歯科大学附属病院 ・市立函館病院 |
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