理事長ご挨拶

社会福祉法人渓仁会 理事長
谷内 好

 札幌市に本拠を置く当法人は、高齢者介護・福祉を中心とした事業経営を行っており、間もなく35周年を迎えます。措置制度のもとでの事業経営の時代を経て、2000年の介護保険制度のスタートが法人の事業運営の転換点でありました。
 ガバナンス体制を確実なものとし、財務や事業内容の透明性を高めながら、公益法人としての社会的役割を果たしていこうとの経営目標を定め、これを評議員会・理事会で確認してきました。
 
 当法人は札幌市を中心に、北海道内の5つの市町村でも介護保険事業を実施しております。いずれも地域からのご要請を受けてのものですが、自治体自らが事業を手がけることの困難な時代になって、当法人が培った施設運営が少しでもお役に立つことができればとの思いから、地域の皆さまのご支援やご協力をいただきながら今日に至っております。
 地域での高齢化が進展し介護保険サービスの必要性を理解しつつも、介護の担い手を円滑に採用していくことがますます困難な時代となって、しっかりとした見極めを行いながら、今後とも地域のお役に立っていかなければならないとの思いでおります。
 
 当面は次の2つを重要な経営課題として取り組んでまいります。
 ひとつは、社会福祉法人制度改革に沿った法人運営を確かなものにしていくことです。
国からの預かりものとしての社会福祉法人を、次の時代へ着実に引き継いでいくことです。
 ふたつめは、尊い介護の担い手である職員の一人ひとりを大切にし、働きがいのある組織風土を作り上げていくことです。職員の一人ひとりが満足する日常があってこそ、信頼されるサービスの提供につながると考えるからです。
 
 社会保障制度改革が強く謳われ、介護・福祉も全く例外ではありません。厳しい経営状況が続きますが、関係の皆さまのご理解とご支援をいただきながら社会福祉法人経営を行ってまいります。