
介護の社会化と謳われてスタートした介護保険制度も四半世紀を迎えます。この制度の進展と共に少子高齢化も加速するなかで、私達介護サービスを提供する側には、常に工夫が求められ、より良いチームケアができるようにと取組んできました。
介護の現場はいま、ダイバーシティにあふれた環境となりました。次の仕事として介護の現場に飛び込んでこられた方、寸暇を活用して少しでも力になりたいと言う方、さらには日本の介護を学びたいという外国人介護職の皆さん、そして障がいを持った方など多様性を極めています。
介護の仕事を通して、自ら学び成長させていただいているという思いは職員の誰もが抱いておりますが、日々の振り返りも欠かせないのも介護の現場です。
道内各地の地域事情が全く異なるなかで、介護保険施設の運営や居宅介護支援事業などと共にささやかながらの地域活動を行ってきました。
地域の環境が変遷し、その事情に応じた地域の包括ケアシステムが進展していくなかで、渓仁会の介護の思いを「ことば」にしたのが『ひとりと向きあう。』という法人の行動スローガンです。
ご利用者やこれから介護を必要とする方、ご家族、職員、地域のお一人おひとりが「ひとり」であり、みんなの中の一人ではなく、かけがえのない「ひとり」です。
「ひとりの人生と真摯に向きあい」「自分らしく生きる」を支えるのが「向きあう」です。スローガンに込めた思いを大切にし、これからも信頼される介護サービスに取組んでいきます。