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理事長ご挨拶

greeting

社会福祉法人渓仁会は創設以来、高齢者の介護・福祉の事業に専念してまいりました。措置制度の時代の特別養護老人ホームの運営を最初に、高齢者の介護・福祉サービスが新たに設けられるたびに率先して取り組み、札幌市を中心に全70の介護保険事業を行っております。  

介護保険法の施行を機に、高齢者の介護・福祉事業は大きく進展し、平均寿命の伸びとも相まって、日本の少子高齢社会のもとで『なくてはならない社会保障制度』の一つとなりました。  

尊厳をもって自立をご支援するのが介護保険法の主旨ですが、食事、入浴や排泄の介助が「介護」と、ややもすると短絡的な認識だけが定着してしまった感があります。  

要介護となられたご利用者がこれからの人先をどう生きていきたいか、毎日をどう過ごしたいかをお聞きし、ご家族ともどもご利用者を支えていく過程が介護です。長い人生を経験されたご利用者からの学びのもとで、私達職員は成長することができます。ご利用者からの笑顔やいただく感謝の言葉は介護という職業に誇りを抱くことができます。

一方で介護に携わる職員のWell-Beingの向上に繋がる施策や環境を整えていくことがますます重要であり、このことが介護サービスの質の向上につながるものとの思いでおります。  

渓仁会グループの医療法人渓仁会は、超急性期・回復期リハビリ・地域包括ケア・慢性期・健診と人生の病状期のあらゆるステージに対応する医療サービスの体制を整えております。医療との連携により、これからもご利用者やご家族が安心して介護サービスを受けていただけるよう努めてまいります。