2025年11月28日、大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室の池田先生をお招きし、認知症研修会を実施しました。
当法人では、認知症ケアの専門性向上を目的に、各施設より選抜された認知症ケアリーダーを中心に、2024年度より継続的な学びの機会を設けています。
昨年度は、ケアの土台となる「考え方」「認知症の方の本質的な理解」をテーマとして、
パーソン・センタード・ケアを再確認し、スタッフ全体でケアの基本姿勢を共有しました。
今年度は、より専門的なスキル習得に向けて、7月に「意思決定支援」、今回は「レビー小体型認知症と前頭側頭型認知症」のテーマで行いました。
これらの認知症はアルツハイマー型とは症状や対応が大きく異なり、専門的な知識と観察力が求められる領域 です。
対象者数は多くありませんが、適切な理解がケアの質を左右するため、認知症ケアリーダーにとって非常に重要なテーマとなりました。
池田先生の専門分野はレビー小体型認知症などの病態・診断・ケア、BPSD対応など多岐にわたり、国内外の研究論文や執筆、診療現場で活躍されていることから当日の質疑応答は大変活発で、現場を意識した学びが深まる時間となりました。
本研修で得られた視点をケアに活かし、継続してケアの質向上に取り組んでまいります。

