2024年10月18日(金)、HTB東京支社編成業務部長 阿久津友紀様をお迎えして健康推進研修会を開催し、
関係機関の皆さまも含めて、会場、オンラインにて36名にご参加いただきました。
阿久津様は、HTB北海道テレビ入社後、ピンクリボン活動や乳がん患者の取材をライフワークとして続けられるなか、2019年に両側乳がんに罹患、取材者側から乳がん当事者となり2020年にTVドキュメンタリー「おっぱい2つとってみた ~ 46歳両側乳がん ~」を制作し、国内外から高い評価を受けられております。
研修は、「がんと生きる、働く、伝える」のテーマで、
働く世代のり患者が増えている一方、「がん」という病に対して偏見がまだまだあることや、
ご自身がり患されたときの葛藤、仕事との両立にあたっての経験談をお話くださいました。
そして、取材された当事者からの声として
職場の上司や同僚からの、配慮という名の排除と感じる場合があることや、心地よさは人それぞれ違うこと、
制度より対話が大切と強調されました。
日本人が一生のうちにがんと診断される確率は2人に1人という時代です。
インターネット上の情報はアルゴリズムによって偏った情報だけを受け取る場合も多いため
正しい情報を正しく理解する必要があることや、そのためにご自身でも積極的に伝えているとお話されました。
正しい知識と正しい検診で備えること、治療中でも働き続けられる体制づくりに社会福祉法人渓仁会として取り組んでまいります。
阿久津先生、貴重な講義をありがとうございました。