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「認知症ケアリーダー研修会~パーソン・センタード・ケアを学ぶ」を開催しました!

2024年10月8日(火)、認知症ケアリーダー研修会を、東北福祉大学総合福祉学部福祉心理学科教授、
認知症介護研究・研修仙台センター センター長の加藤伸司先生をお招きして開催しました。

認知症ケアリーダーとは、認知症介護実践者研修・認知症介護実践者リーダー研修を修了した介護職員より、
認知症ケアを推進する目的として各施設から選出された20名にて、今年度発足しました!
今回の研修では、さらに同研修を修了している16名も加わり、総勢36名が一堂に集いました。

テーマは「パーソン・センタード・ケアを学ぶ~誰のためのケアなのか」として、
認知症の「人」を理解するには、病気の本質を理解することも大切、としてまずは認知症の原因疾患から学びました。
そして、これまで認知症は治らない病気として捉えられ、様々な行動を問題とした対応重視のケアでしたが、
現在は、一人の「人」として周囲に受け入れられ尊重されていると認知症の人自らが思えるような
誠実なコミュニケーションの重要性を強調した考え方であると学びました。

また、これまでの認知症ケアの古い歴史の中で行われてきた事柄を「悪性の社会心理」として
だます・ごまかす・嘘をつくなどは、一人の人として見ていないことであり、
幼児扱いすることも尊敬していないことであるから、
人間性やその人らしさを深く傷つける絶対にやってはいけないこと、として強調されました。
また、それらは悪意をもって行われることはまれであり、経験則によるケア教育の落とし穴と話されました。

今後は、パーソンセンタードケアの考え方を広めると同時に研修の学びを深めるという目的で、
認知症ケアリーダー自らが講師となった研修会も各施設で予定しています。
各メンバーが描く理想のケア・想いを共有しながら認知症と共にある人とケアに携わる方たちの価値が高まるよう
職員一丸となって取り組んでまいります!

認知症ケアリーダー研修会

認知症ケアリーダー研修会

Posted in Topics at 2024.10.17