12/ 14(水)新陽高校の2年生5名がコミュニティホーム白石へフィールドスタディに来てくれました。
職員と生徒さんお互いに自己紹介で和んだところで、クイズや紙芝居を交えながら高齢化社会に関する課題や施設概要、認知症についての説明を行いました。
そのあとは、体験会です!
手指消毒を入念に行い、ご利用者へお茶のサービスを行っていただきました。
さきほどの紙芝居でのカンフォータブルケアを思い出しながら、常に笑顔で、目線をあわせて、接していました。
ご利用者さんも高校生が来てくれて嬉しそうに握手をしようと手をさしだされる姿も!
そして、グローブを使った背抜き体験やスライディングシートによるベッド上での移動、スライディングボードによるトランス体験など、介護はきつい、といったイメージがあることから、力を使わなくても介助ができる道具が発達していることを体験していただきました。
また、マットレス下のセンサーにより、体動(寝返り、起き上がり)をタブレットで把握できる機器をご紹介。
夜間でも効率的な見守りができることや、呼吸や心拍なども記録できるなど、ICT化が進み、職員の負担が軽減されていることをご説明しました。
その他、車いすに乗ったり、段差での操作やスピード感、送迎車のリフトアップなど様々な体験をしていただきました。
職員への「仕事のやりがいは?」の問いに「様々な専門職がお互いの専門分野の視点を共有して、チームで協力して支援を行っていますので、トイレへ行けるようになったり、ご飯が自分で食べられるようになったりと、共有している目標を達成できたとき、チーム皆で喜びをわかちあえることです。」との答えや「リハビリで一番難しい技術は?」の問いに対して「基本的には一朝一夕で身につくものはなく日々研鑽、常にアップデートして成長していくものなので、正直全部難しいです。その方のためにどういった技術が必要か、アプローチしてどう変わったか、その正誤をしっかり再評価して新たな支援をくりかえす、そういった思考過程、考えることも技術で、それをあきらめないことが私たちの大切にしている技術です。」との職員の言葉一つひとつに真剣な眼差しで耳を傾けていました。
最後に、「参加するまでは忙しそう、大変そう、といった介護現場のイメージだったが、職員も利用者さんも皆さん楽しそうで、自分も楽しかったかった」との感想をいただけました。
私たちも、そういった笑顔をみせてくれた皆さんの学びが深まる機会となれていれば嬉しく思います。