院内研修
2025年度版 研修スケジュール
教育目標
- 患者の意思決定を支えるために必要な知識・技術・態度を学習する場を提供する
- 患者の状態を正しくアセスメントし、最適な実践をするための専門的知識・技術を学習する場を提供する
- 研修を通して、チームの一員としての自己の役割を認識する
2025年度版 研修内容
研修名 | 対象 | ラダー レベル |
目的 | ねらい | 時期 | 受講生の感想 |
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新人看護師 | ||||||
新人看護職員 研修(T期) | 看護 | 臨床現場で早期に実践することが多い基本的な看護技術が、正しい方法で実践できるようになる | 1.看護技術の基本的な知識を理解することができる 2.必要物品を理解し、準備をすることができる 3.決められた手順どおり、正しい方法で看護技術を実施することができる 【研修方法】 ・e-ラーニングを用いた基礎知識の学習 ・シミュレーターでの演習 など 【演習内容】 ・移乗・移送 ・おむつ交換 ・体位変換 ・食事介助 ・口腔ケア ・経管栄養 ・尿道留置カテーテル挿入 ・吸引 ・採血・静脈血管確保 |
4月 | ||
新人看護職員I期フォロー研修 (KYT研修) | 看護 | 医療現場に潜む危険を学び、患者の行動を予測し関わる必要性を理解できる | 1. 医療現場における危険を理解できる 2. KYTの内容が理解できる 3. 病棟でどのようにKYTを活用できるか考えることができる 【研修方法】 グループディスカッション |
7月 | ||
新人看護職員研修(U期) | 看護 | 病態に合わせた食事、排泄、安寧、清潔・皮膚ケア、呼吸ケア、与薬、検体採取、無菌操作、職業関連事故対応について理解できる | 【研修方法】 e-ラーニングを用いた自己学習 |
8月〜 11月 | ||
新人看護職員 U期フォロー研修 | 看護 | 患者の個別性について考え看護する上で解決すべき自己の課題を明らかにする | 1.患者の状態を捉え看護を考えることができる 2.患者に実施しているケアの根拠を考えることができる 3.入職1年後にどのような看護師になり、どんな看護をしたいか考えることができる 【研修方法】 グループディスカッション(事例検討) |
11月 | ||
新人看護職員研修(V期) | 看護 | 病態・病状に合わせた療養支援、専門的な介助・管理・処置、動脈血採血、薬剤、BLS、死亡時のケアについて理解できる | 【研修方法】 e-ラーニングを用いた自己学習 |
12月〜 3月 | ||
新人看護職員 V期フォロー研修 | 看護 | 「なりたい自分」になるための今後の取組について考える | 【研修方法】 フレームワーク 座談会 |
2月 | ||
ローテーション研修 | 看護 | 他部署での看護を体験し、自部署およびローテーション先部署の特徴について理解を深めることができる。また、自身の看護スキル向上につながる機会とすることができる | 1. 他部署での看護体験の中で、自部署との違いや共通点、患者特性を理解する 2. 他部署での看護体験を通して、自身の看護スキルを振り返る機会とする 【研修方法】 他部署での実務経験 |
8月 (2024年度新入職員対象) | ||
フォローアップ研修T | 看護 他職種 | 新入職員として感じることを自由に語り合う中で、困りごとややりがいを共有し、職種を越えて相談し合える関係性ができることで、就労活力につなげることができる | 1. 不安やつらさを乗り越えるための先輩たちの知恵を学ぶことができる 2. 仲間として相談し合える関係性をつくることができる 【研修方法】 ・多職種合同研修 ・先輩職員の体験談を聴講 ・グループディスカッション |
6月 | ||
フォローアップ研修U | 看護 他職種 | 1. 仲間と共に、今年度の学びや経験を振り返り、自身の今後のキャリアについて考える 2. 2年目を迎えるにあたっての心構えや抱負について言語化する 【研修方法】 ・多職種合同研修 ・グループディスカッション |
3月 | |||
看護過程研修 | 看護 | 事例検討を通して自身の看護実践における強み・弱みを知る事で、看護力向上につなげる機会とする | 1.臨床場面を想定した事例検討を通し、自身の看護実践を振り返り、患者にとって最適な看護を考えることができる 2.自身の強み・弱みを発見し、今後のより良い看護実践につなげる機会とする 【研修方法】 ・講義 ・グループディスカッション |
検討中 | ||
ラダー別 | ||||||
フィジカルアセスメント研修 | 看護 | T | 検討中 | 検討中 | 10月 | |
摂食嚥下ケア研修 (基礎編) | 看護 介護 他職種 | T | 安全な食事援助を行うために必要な基礎的知識と態度を習得する | 1. 口から「食べる」ことの意義を理解する 2. 摂食・嚥下のメカニズムを理解する 3. 摂食・嚥下障害をもつ患者に起こりやすいリスクとその症状を理解する 4. 安全に食事介助を行うための方法を理解する 【研修方法】 ・講義 ・演習 |
9月 | |
摂食嚥下ケア研修 (実践編) | 看護 | T | 摂食・嚥下の困難事例について振り返り、安全な食事援助を行うための知識と態度を習得する | 1. 受講生の経験事例をもとに、その対象に必要なアセスメント、ケア方法を思考することができる 2. 研修での学びを、実践に適応することができる 【研修方法】 ・講義 ・グループディスカッション |
11月 | |
エンドオブライフケア研修 | 看護 介護 他職種 | U | 終末期にある患者・家族への尊厳および人権を尊重したケアについて理解する | 1. 終末期の患者・家族ケアについて理解する 2. アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の基本概念について理解する 3. 自身が考える終末期ケアについて述べることができる 【研修方法】 ・講義 ・グループディスカッション |
7月 | |
退院支援研修 (入退院支援) | 看護 介護 他職種 | U | 退院支援についての基本を学び、看護職として支援の内容や実践を学ぶことで、より早期から退院支援実践を行い、少しでも安心・安全で患者満足の高い療養支援につなげることができる。 | 1. 講義を通して、退院支援の基本的な知識を得ることができる 2. 看護現場での退院支援の実践をイメージし、今後の療養支援につなげるための一助とすることができる 【研修方法】 ・講義 ・グループディスカッション |
11月 | |
退院支援研修 (在宅療養支援) | 看護 介護 他職種 | U | 退院支援に関する基本的な知識を知り、支援者としての役割や実践を理解することで、支援の必要な患者・家族等への対応に活かすことができる | 1. 退院支援に関する基本的な知識や流れについて理解することができる 2. 病棟看護師として、自身や多職種の役割、実践内容を理解することができる 3. 支援の必要な患者・家族等に対して、必要な支援をイメージすることができる 【研修方法】 ・講義 ・グループディスカッション |
12月 | |
リソース | ||||||
認知症ケア研修 (基礎編) | 看護 介護 | T | 当院で働く看護・介護職として、認知症についての知識を習得し、対象者に現れている症状についてアセスメントが出来、症状に応じた看護、介護が提供できる | 1. 認知症の代表的な4つの疾患を理解する 2. 4つの疾患の看護・介護の特徴を理解する 【研修方法】 ・講義 |
6月 | |
認知症ケア研修 (実践編) | 看護 介護 | U | 当院で働く看護・介護職として、認知症についての知識を習得し、対象者に現れている症状についてアセスメントが出来、症状に応じた看護、介護が提供できる | 1. 認知症の人の理解を深め、対応方法を考え実践できる 2. コミュニケーション方法について理解し、実践できる 【研修方法】 ・講義 ・グループディスカッション |
10月 | |
キャリア支援 | ||||||
介護職員技術研修 | 介護 | 介護場面における倫理的関わりを振り返り、今後のケアの場面に活かすことが出来る。 | おむつ交換における介護技術と倫理的配慮について理解できる。 【研修方法】 ・演習 ・グループディスカッション |
10月 | ||
キャリア支援研修T | 看護 | U | 看護職としての「キャリア」についての基本概念を知り、自身の看護職キャリアを考える機会とすることができる | 1.講義を通して、自身の看護職キャリアを振り返ることができる 2.自身の強みややりがいを発見し、今後の看護職キャリア形成につなげる機会とすることができる 【研修方法】 ・講義 ・個人ワーク |
8月 | |
キャリア支援研修U (人材交流研修) | 看護 主任 | U | 1.急性期から慢性期、在宅療養期の多機能型看護(もしくは急性期看護)の現場に触れ、自部署(施設)との連携を考える事で、よりスムーズな看護連携が実践できる 2.患者の退院後の療養生活の場や状況を知ることで、‘生活者としての患者’の視点で看護を実践できる 3.自身の看護の振り返りの機会とし、今後のキャリアデザインを描く一助とすることができる |
1.自部署(施設)と連携先医療機関の看護とのつながりを学ぶことができる 2.慢性期・多機能型看護(急性期看護)の実際を学ぶことができる 3.それぞれの機能に応じた他職種との連携の在り様を知ることで、チーム医療について考える機会を持つことができる 4.患者の療養状況を知り、今後の自身の看護に生かすことができる 【研修方法】 ・連携医療機関でのシャドーワーク (3日間) |
9月 | |
ACP研修 | 看護 師長 主任 | 検討中 | 検討中 | 6月 | ||
看護管理者リフレクション研修 | 看護 師長 主任 | 1. 看護管理者として必要な姿勢、基本的な知識・技術としてのリフレクションの手法と実践ポイントを学ぶ 2. 「概念化」「俯瞰力」を身につけることを意識して学ぶ |
・リフレクション(内省)と反省の違いを知る ・看護マネジメントリフレクションの概念を理解する ・看護マネジメントリフレクションの実践方法を学ぶ 【研修方法】 ・e-ラーニングを用いた自己学習 ・グループワーク |
7月 8月 9月 |
2024年度版 研修内容
研修名 | 対象 | ラダー レベル |
目的 | ねらい | 時期 | 受講生の感想 |
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新人看護師 | ||||||
新人看護職員 研修(T期) | 看護 | 臨床現場で早期に実践することが多い基本的な看護技術が、正しい方法で実践できるようになる | 1. 看護技術の基本的な知識を理解することができる 2. 必要物品を理解し、準備をすることができる 3. 決められた手順どおり、正しい方法で看護技術を実施することができる 【研修方法】 l e-ラーニングを用いた基礎知識の学習 l シミュレーターでの演習 など | 4月 | ・おむつ交換を研修でやった際には理解することができたが、実際に患者さん実施する時は焦って物品を忘れてしまうことがあった。 ・静脈穿刺を行う際、全然逆血が確認されなかったため今後も練習していきたい。 ・ナーシングスキルで手順を確認し、動画を見るだけではイメージしにくかったことも、演習することで、自分がどのように動くのかイメージしやすかったです。 ・自己学習した後、演習を行うことで実際の援助時の手技など想像がつきやすかったです。 ナーシングスキルは動画があり、文字で理解が難しいところを動画を見ることで理解が深まりました。 半日ごと位での内容だと少しずつ覚えて、覚えたことを病棟で学べると更に記憶が定着しやすいのかなと感じました。 |
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新人看護職員I期フォロー研修 (KYT研修) | 看護 | 医療現場に潜む危険を学び、患者の行動を予測し関わる必要性を理解できる | 1. 医療現場における危険を理解できる 2. KYTの内容が理解できる 3. 病棟でどのようにKYTを活用できるか考えることができる 【研修方法】 グループディスカッション | 7月 |
・最も重要視するポイントを一つ決め、そのポイントについて対策を複数考え、実現可能なものを選択して実行していくことが課題解決につながると学びました。 ・実際の看護の場面でも、どのような危険が存在するのかを考える癖をつけ、インシデントやアクシデントを起こさないように行動していきたいと感じました。 ・転倒や転落など防ぐためにもその患者さんの状態を知り患者さんにあったケアを提供する。 ・現場で起こる危険について学び、対象者の危険な事象を予測すること、そして危険を防止する対策を取ることの必要性を学びました。 |
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新人看護職員研修(U期) | 看護 | 病態に合わせた食事、排泄、安寧、清潔・皮膚ケア、呼吸ケア、与薬、検体採取、無菌操作、職業関連事故対応について理解できる | 【研修方法】 l e-ラーニングを用いた自己学習 | 8月〜 11月 | ・グループメンバーと意見交換することで理解が深まった。 ・患者の状態に合わせて必要な処置の仕方や工夫を考えることができた ・患者の立場に立って関わりを考えることで、患者の状態に合わせた看護を考えることができた ・患者の気持ちや考えはどうなのかを観察することが重要だと学んだ ・自身の業務都合ではなく、患者の状態に合った看護について考えを深めることができた |
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新人看護職員 U期フォロー研修 | 看護 | 患者の個別性について考え看護する上で解決すべき自己の課題を明らかにする | 1.患者の状態を捉え看護を考えることができる 2.患者に実施しているケアの根拠を考えることができる 3.入職1年後にどのような看護師になり、どんな看護をしたいか考えることができる 【研修方法】 グループディスカッション(事例検討) |
11月 | ||
新人看護職員研修(V期) | 看護 | 病態・病状に合わせた療養支援、専門的な介助・管理・処置、動脈血採血、薬剤、BLS、死亡時のケアについて理解できる | 【研修方法】 l e-ラーニングを用いた自己学習 | 12月〜 3月 | @「こんな看護師になりたい」、A「現実:今の自分」、B「問題:理想と現実の相違」、C「課題設定:問題を解決するために取り組むこと」について、事前に各自がフレームワークを行い座談会を行った。今の自分については「業務が多忙で、患者と向き合って話しができない。」「知識に自信がなく判断できない。」「ナーシングスキルで確認したい時に、スマホ見るとさぼっているようで見るのが難しい。」「記録を午前中に書くことができない。」といった内容が共通していた。また、課題解決に向けては「知識や技術を身につけるために、学習を深める」といった声が参加者全員から聞かれた。 | |
新人看護職員 V期フォロー研修 | 看護 | 「なりたい自分」になるための今後の取組について考える | 【研修方法】 フレームワーク 座談会 |
2月 | ||
ローテーション研修 | 看護 | 他部署での看護を体験し、自部署およびローテーション先部署の特徴について理解を深めることができる。また、自身の看護スキル向上につながる機会とすることができる | 1. 他部署での看護体験の中で、自部署との違いや共通点、患者特性を理解する 2. 他部署での看護体験を通して、自身の看護スキルを振り返る機会とする 【研修方法】 他部署での実務経験 | 8月 (2023年度新入職員対象) |
・自部署はベッド上で過ごす患者が多いが、研修先病棟は患者が自由に思い思いに過ごしており、デイルームがにぎわっていた。転倒転落がないように、患者個々の習慣などを共有していた。 ・自部署に比べ受け持つ部屋数も少なかったが、入院を取りながらの対応が難しかった。即入対応も経験することができた。入院が3〜4件/日あったが、入院後すぐにリハビリスタッフがADL評価にきたり、栄養士がきたり、スピード感があった。 |
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フォローアップ研修T | 看護 他職種 | 新入職員として感じることを自由に語り合う中で、困りごとややりがいを共有し、職種を越えて相談し合える関係性ができることで、就労活力につなげることができる | 1. 不安やつらさを乗り越えるための先輩たちの知恵を学ぶことができる 2. 仲間として相談し合える関係性をつくることができる 【研修方法】 l 多職種合同研修 l 先輩職員の体験談を聴講 l グループディスカッション | 6月 | 研修の様子は『看護部ブログ』に掲載しています。 以下よりアクセスしてください。 https://www.keijinkai.com/jyouzankei/topics/2024/07/04/ |
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フォローアップ研修U | 看護 他職種 | 1. 仲間と共に、今年度の学びや経験を振り返り、自身の今後のキャリアについて考える 2. 2年目を迎えるにあたっての心構えや抱負について言語化する 【研修方法】 l 多職種合同研修 l グループディスカッション | 3月 | 研修の様子は『定山渓病院Instagram』に掲載しています。 QRコードよりアクセスしてください。 |
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ラダー別 | ||||||
呼吸ケア研修 (基礎編) | 看護 | T | 呼吸状態のアセスメント能力の向上を図り、患者状況に応じた呼吸ケアの方法を理解する | 1. 呼吸器の解剖生理を理解する 2. 呼吸の観察を正確に実施する 3. 呼吸のアセスメントについて理解する 【研修方法】 l 講義 l 演習 | 10月 |
・"症状観察をする時に「OPQRST」という問診方法があることを学んだ。肺と胸郭の位置関係で、上葉と下葉の具体的な境界線を忘れかけてたので、改めて学べた。スクイージングを実践してみたり、自分が体験することが出来て良かった。 ・呼吸器の基礎から再度学び直すことができ、スクイージングの方法を学んだことにより、臨床でもサクションが必要な患者さんに行い、効率よく、少しでも患者さんの苦痛が取れるように実施していきたい。 ・基礎編は初歩的なアセスメントの講義であり、経験が少ない看護師にもわかりやすい内容であったため、新卒者に指導する場合に同様に伝えていきたいと思った。 |
呼吸ケア研修 (実践編) | 看護 | U | 人工呼吸器装着中の患者の観察とアセスメントに必要な知識・技術を習得する | 1. 人工呼吸器装着患者の観察ポイントを理解する 2. 人工呼吸器装着患者のアセスメントについて理解する 3. 人工呼吸器装着患者の観察、アセスメントの学びを実際のケアに結びつけることができる 【研修方法】 l 講義 l 演習 l グループディスカッション |
・呼吸器の設定について、かなり理解が深まった。 ・人工呼吸器装着患者の観察点など、患者自身では訴えることはできず、呼吸状態以外にも全身状態の観察が大切であると詳しく学ぶことができた。 ・個々に適した呼吸器モードの見直しとメカニズムが学べた。現場で生かせるフィジカルアセスメントや実技を振り返る事が出来、またアセスメントの課題も広げていける考察を学べた。 |
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看護過程研修 | 看護 | T | 事例検討を通して自身の看護実践における強み・弱みを知る事で、看護力向上につなげる機会とする | 1. 臨床場面を想定した事例検討を通し、自身の看護実践を振り返り、患者にとって最適な看護を考えることができる 2. 自身の強み・弱みを発見し、今後のより良い看護実践につなげる機会とする 【研修方法】 l 講義 l グループディスカッション | 12月 | ・根拠を持って行動することを大切にして看護を行っていきたいと思います。 ・事前学習のアセスメントの課題を含め久々にじっくり看護について考えることが出来たと感じます。グループワークで他の同期の考えや、ファシリテーターからの助言により考えが広がり、今後の看護ケアに活かしていきたいと思いました。 ・看護師になってから看護過程をじっくりやってみて普段からもっと深く考えようと思った。 |
多職種参加型 | ||||||
摂食嚥下ケア研修 (基礎編) | 看護 介護 他職種 | T | 安全な食事援助を行うために必要な基礎的知識と態度を習得する | 1. 口から「食べる」ことの意義を理解する 2. 摂食・嚥下のメカニズムを理解する 3. 摂食・嚥下障害をもつ患者に起こりやすいリスクとその症状を理解する 4. 安全に食事介助を行うための方法を理解する 【研修方法】 l 講義 l 演習 | 9月 |
・摂食嚥下のしくみについて理解出来た ・咀嚼、姿勢、その人にあった食形態の選択等の難しさを知りました又観察の大切さを痛感しました。 ・患者さんの嚥下機能を考慮して、摂食嚥下運動のどの段階であるのか見ながら食事介助することが大切であること。献立が同じでも食事形態が違うことで舌触りや味が違うように感じるため、患者さんが5感で食事を楽しむことができるよう、食事を見せ、メニューを伝えながら介助することが大事であることを学びました。 |
摂食嚥下ケア研修 (実践編) | 看護 | T | 摂食・嚥下の困難事例について振り返り、安全な食事援助を行うための知識と態度を習得する | 1. 受講生の経験事例をもとに、その対象に必要なアセスメント、ケア方法を思考することができる 2. 研修での学びを、実践に適応することができる 【研修方法】 l 講義 l グループディスカッション | 11月 |
・病態、年齢、先口期?食道期、ひとつひとつ根拠を踏まえた分析をすることで、もっと深く原因が追求でき解決策にも導けることを学んだ。同じ悩みをもつ他病棟の看護師たちと沢山の意見交換、共感できたことも大きかった。 ・食事介助をするうえで、嚥下問題だけではなく食事姿勢や疾患の進行状況、口腔内の状態などをアセスメントして食事介助の方法を検討する必要があると学んだ。 ・STの協力を得ながら病棟で実践していた事が有効であったとわかった。食事前の口腔ケアも嚥下に関係する事や薬剤投与で食欲増進する場合もあると学んだ。また嚥下食の難易度を下げると食欲低下する事がある事もわかった。楽しく安全に摂取してもらうために食事時間についての最低基準や食事回数の検討も必要であると学んだ。 |
エンドオブライフケア研修 | 看護 介護 他職種 | U | 終末期にある患者・家族への尊厳および人権を尊重したケアについて理解する | 1. 終末期の患者・家族ケアについて理解する 2. アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の基本概念について理解する 3. 自身が考える終末期ケアについて述べることができる 【研修方法】 l 講義 l グループディスカッション | 8月 | ・私たち看護師は日々の関わりの中での会話や、表情から好んでいること、苦痛の有無などを知ることはできるため、穏やかに終末期を過ごしてもらうための観察が重要であり、他職種とも情報を共有して病棟全体で統一した関わりを行っていきたい。 ・無視強いはしないが、意思決定出来る時に自分の思いや考えを伝えることの大切さを学びました。1人1人の価値観、大切にしたい事は違うので、患者さん、家族、医療従事者が何度も話し合い信頼関係を築き、患者さんの思いに寄り添ったケアをしていく事が必要だと感じました。 |
退院支援研修 (入退院支援) | 看護 | V | 退院支援についての基本を学び、看護職として支援の内容や実践を学ぶことで、より早期から退院支援実践を行い、少しでも安心・安全で患者満足の高い療養支援につなげることができる。 | 1.講義を通して、退院支援の基本的な知識を得ることができる 2.看護現場での退院支援の実践をイメージし、今後の療養支援につなげるための一助とすることができる 【研修方法】 ●講義 ●グループディスカッション |
1月 | ・地域包括ケア病棟では限られた入院期間の中で退院支援を進めていかなければならず、入院時から方向性を定め支援していくことが必要。現在実施している退院前の家族指導、退院前カンファレンスによる多職種との連携が支援として大切であることが再確認できたため継続していきたい。 ・退院支援に関する基本的な知識を学び、入院と同時に退院支援が始まっていることを知った。他職種でグループワークでき、色々な意見が聞くことができてすごくよかった。 |
退院支援研修 (在宅療養支援) | 看護 | U | 退院支援に関する基本的な知識を知り、支援者としての役割や実践を理解することで、支援の必要な患者・家族等への対応に活かすことができる | 1.退院支援に関する基本的な知識や流れについて理解することができる 2.病棟看護師として、自身や多職種の役割、実践内容を理解することができる 3.支援の必要な患者・家族等に対して、必要な支援をイメージすることができる 【研修方法】 ●講義 ●グループディスカッション |
2月 | ・相手を知る、知ろうとすることで、その方が求めていることに気づくことができ、より良いケアについて相談できることを学んだ ・多忙な日常により、医療者として、『なんのために(パーパス)やっているか』考えることを忘れていた。安心して在宅や施設で過ごせるよう病院機能が必要なことを改めて気付かされた。 ・その方の価値を大切にし、利用者さんが自分の人生を生きられるための一助としてサポートしていくことが大切だと感じました。 |
リソース | ||||||
認知症ケア研修 (基礎編) | 看護 介護 | T | 当院で働く看護・介護職として、認知症についての知識を習得し、対象者に現れている症状についてアセスメントが出来、症状に応じた看護、介護が提供できる | 1. 認知症の代表的な4つの疾患を理解する 2. 4つの疾患の看護・介護の特徴を理解する 【研修方法】 l 講義 | 5月 | ・日々の業務で患者さんへの対応が丁寧に出来てないと考えさせられる研修でした。 ・忙しい時など、何度もナースコールがなると余裕がなく、つい強い口調で対応しがちでした。講義で取り上げられた事例と似た経験もしていたので、患者さんも1人で解決出来ず困り果てて呼んでいるんだなと感じました。認知症にも様々な種類があることをなんとくは覚えていましたが、ひとつひとつどんな特徴があるか勉強して業務に活かしていきたいです。また、今後は介護福祉士の資格を取りたいと思っているので、その際にも知識を活かせるよう努力していきたいと思います。 ・初めて認知症の研修に参加しました。4種類ある認知症を詳しく学ぶことが出来ました。また、病棟にも認知症の患者さんが多くいるため、今回の学びを日々の業務で活かせるように頑張っていきたいです。 |
認知症ケア研修 (実践編) | 看護 介護 | U | 当院で働く看護・介護職として、認知症についての知識を習得し、対象者に現れている症状についてアセスメントが出来、症状に応じた看護、介護が提供できる | 1. 認知症の人の理解を深め、対応方法を考え実践できる 2. コミュニケーション方法について理解し、実践できる 【研修方法】 l 講義 l グループディスカッション | 10月 | ・認知症の方の発言だけではなく、行動からも情報を得てケアを考えていこうと思う ・今日やったステップで考えていこうと思った(パーソンセンタードケアの実践) ・パーソンセンタードケアの実践を病棟でも活かせたら良いなと思いました(楽しい研修でした) ・その方のニーズを考え、前ならいのケアにならないように、個々の患者さんに合った看護を提供していきたい。 |
認知症ケア研修 (事例検討編) | 看護 介護 | U | 1. 認知症患者が抱える問題を察知し、看護過程を使って問題解決ができる 2. 認知症患者の問題をチームになげかけることができる | 1. 認知症患者の看護、介護においてどんな問題がおきているか、根拠を用いて捉えることができる 2. 問題解決において、仲間と問題を共有することで解決できるという体験をすることができる 【研修方法】 l 講義 l グループディスカッション | 11月 | 当院に入院されていた、せん妄および行動心理症状のある患者について事例検討をおこなった。事例検討を行う前にアセスメント方法について講義を行い、その後、グループで『患者の状態アセスメント』『状態に応じたケア』の視点でグループワークを行った。 研修参加者のレディネスの違いにより事前講義だけではアセスメントが十分に行えないところもあったが、ファシリテーター(認知症看護認定看護師)の指導を受けながらワークを進めていった。 また、せん妄に関する身体的アセスメントについて受講者からの意見が少なく、病態理解への課題が明らかとなった。 |
キャリア支援 | ||||||
介護職員技術研修 | 介護 | 介護場面における倫理的関わりを振り返り、今後のケアの場面に活かすことが出来る。 | おむつ交換における介護技術と倫理的配慮について理解できる。 【研修方法】 l 演習 l グループディスカッション | 4月 10月 |
【新規採用物品の取り扱いに関する学習会】:4月開催 新規で採用となったおむつについて、基本的な使用方法等を製造メーカーのアドバイザーから指導を受けた。受講した職員からは、「指導してもらったとおりにおむつを使用することで、尿漏れすることが少なくなった」「今まで尿漏れしないようにパットを余分に使用していたが、今回学んだ方法を実践することで余分なパットを使う必要がなくなった」など学びをケアの改善に繋げられている声が多く聞かれています。 【技術研修】10月開催 演習で実際に患者体験することで、患者が抱いているであろう不快・苦痛等を知ることが出来た。また、おむつの正しい当て方の再確認や脇漏れ防止の工夫などを知る機会となった。演習後のグループワークでは、患者の“羞恥心へ配慮した声がけ”への意識など倫理面での気付きも含め、今後のケアに活かせる意見、感想が話された。 《受講生の声》 ・おむつ交換、ギャジアップに関して体験出来たこが学びになった。 ・自分で体験する事が出来て良かった。これからもオムツ交換、ベッドアップの際、声がけに気をつけてケアしていきたい。 ・やっているつもりでも、日々の業務の中で忘れている部分など気づくことがあった。 【特定技能職員に対する技術研修】:11月開催 1月に入職した特定技能職員を対象に、「介護技術」「日本語の理解」「コミュニケーション」を確認することを目的に開催しました。特定技能職員2名1組で患者と介護者を体験しながら、『手指の清拭』『更衣』『体位変換』『ベッド挙上時の背抜き』『車いすの点検』について振り返りました。また、援助時の患者さんへの挨拶や声かけのタイミング、言葉使いなども振り返りました。 |
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キャリア支援研修T | 看護 | V | 看護職としての「キャリア」についての基本概念を知り、自身の看護職キャリアを考える機会とすることができる | 1.講義を通して、自身の看護職キャリアを振り返ることができる 2.自身の強みややりがいを発見し、今後の看護職キャリア形成につなげる機会とすることができる 【研修方法】 l 講義 l 個人ワーク | 8月 | 多様なキャリアと働き方を考えながら、看護職として働くことでやりがいを感じること、そして、自身のQOLを考えながら働き続けられることを目指し研修を開催した。研修参加者からは、「将来に向け専門的キャリアを身につけて行きたい。」「自分の役割や今後の働き方、生き方の方向性を考える良い機会となった。若い世代のスタッフの成長を支えて良い雰囲気作りに貢献したい。」等の感想が聞かれた。 |
キャリア支援研修U (人材交流研修) | 看護 | V | 1.急性期から慢性期、在宅療養期の多機能型看護(もしくは急性期看護)の現場に触れ、自部署(施設)との連携を考える事で、よりスムーズな看護連携が実践できる 2.患者の退院後の療養生活の場や状況を知ることで、‘生活者としての患者’の視点で看護を実践できる 3.自身の看護の振り返りの機会とし、今後のキャリアデザインを描く一助とすることができる | 1.自部署(施設)と連携先医療機関の看護とのつながりを学ぶことができる 2.慢性期・多機能型看護(急性期看護)の実際を学ぶことができる 3.それぞれの機能に応じた他職種との連携の在り様を知ることで、チーム医療について考える機会を持つことができる 4.患者の療養状況を知り、今後の自身の看護に生かすことができる 【研修方法】 l 連携医療機関でのシャドーワーク (3日間) | 9月 |
・初めて見た斗南病院のPNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)はメンバーの意見を尊重した看護システムでした。看護スタッフ個々がリーダーのように動けていて感動しました。
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看護管理者研修 | 看護師長 | 1.看護管理者として必要な姿勢、基本的な知識・技術としてのリフレクションの手法と実践ポイントを学ぶ 2.「概念化」「俯瞰力」を身につけることを意識して学ぶ |
・リフレクション(内省)と反省の違いを知る ・看護マネジメントリフレクションの概念を理解する ・看護マネジメントリフレクションの実践方法を学ぶ 【研修方法】 ・e-ラーニングを用いた自己学習 ・グループワーク |
5月 7月 8月 |
・日頃からリフレクションを心がけるようになった。 ・グループメンバーの事例であっても、自分だったらと思いながらディスカッションすることで、多少視野を拡げて考えることができた。また、グループメンバーのいろいろな考えを聞くことができてよかった。 |