令和7年度 厚生労働省大臣表彰「奨励賞」受賞
この度、「介護職員の働きやすい環境づくり内閣総理大臣表彰及び厚生労働大臣表彰」の厚生労働大臣表彰『奨励賞』を受賞しました。
この表彰は、職員の待遇改善、人材育成および介護現場の生産性向上への取組みが優れた介護事業所へ与えられます。
コミ八が、このような賞を受賞するに至ったのは、とある経緯から。これまで、在宅復帰支援、肺炎予防や接遇向上、私たちが新たな課題に取り組むときにプロジェクトを発足して取り組んできた歩みのなかで、次は「ノーリフティングケアプロジェクト」と宣言し発足したのがきっかけ。まさに”プロジェクト好き”が高じた結果でした。
介護現場では少なくない”腰痛”による離職を防ぎ、年齢を重ねても活躍できる職場環境を整える。その目標を掲げるプロジェクトでしたが、キックオフ直後の職員アンケートでは約40%が「ノーリフティングケアってなんですか?」という状況。しかし3年という長い取り組み成果により、いまでは介護ロボや福祉用具が”相棒”となり、”相棒”が居ない介護は考えられないという状態にまでノーリフティングケアは浸透しています。
現在はこれらのほか、ICT機器や介護システムによるDX(デジタルトランスフォーメーション)を含め、「生産性向上委員会」として定期開催しており、より良い職場環境づくりは続いています。
”ノーリフティングケアプロジェクト”を進めてほかに得られたことは、ご利用者と接する時間が以前より増えていたということ。ご利用者一人ひとりと向きあう時間を活かし、今後もサービスの質の向上に繋げていきたいと思います。
次のプロジェクトが楽しみです。