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渓仁会グループのDX 推進について

「渓仁会DXグランドデザイン」を制定しました

 近年、あらゆる業界で求められている「DX(Digital Transformation)」という概念は、日本においては2018年に経済産業省が取りまとめた「DXレポート」という報告書から広まりました。そこでは、デジタル化によって多様化するサービスや変化する消費者からの需要に対して、既存のサービス体制やシステムが対応できなくなる可能性が示されています。
この問題は医療の分野においても同様ですが、DXの必要性が重要視されているにもかかわらず、他の業界と比較すると、遅れをとっていると言わざるを得ないのが現状です。

 DXが進展しない要因の一つとして、組織のトップ層がDXの重要性を十分に認識しないことにより、それに対する戦略や明確なビジョンが欠如していることが挙げられています。同じく経済産業省による、DX推進のためのガイドライン「デジタルガバナンスコード2.0」でも、組織がDXを推進していくためには、経営者によるビジョンの策定やビジネスモデル設計を、ステークホルダー(利害関係者)に示すことが重要だとされています。

 このたび制定した「渓仁会DXグランドデザイン」は、私たち渓仁会グループがDXを推進していく上でのミッションやビジョン、目的に始まり、具体的にどのような取り組みを行っていくべきか、その方針を示したものです。DXは単純な「業務のIT化」ではなく、デジタル技術の推進によって、患者さんや利用者さんにとって最適なサービスを提供するとともに、職員にとっても最適な業務環境を構築しようという変革を意味します。そのため、施設全体だけではなく、各部門・部署においても「部分最適ではなく全体最適」を見据えたDXの推進に努めていき、これまでの業務が“楽になった”と思えるような変革を目指していきたいと考えます。

DX推進に向けた人材育成について」

2024年度の医療DX人材育成の一環として「2024年度 医療DX人材育成プログラム」全10回(2024年7月11日~11月21日)の研修を、渓仁会グループより3名が受講することとなりました。

DX計画の推進状況管理について

患者・利用者情報の一元管理による指数

渓仁会グループの統合型情報基盤を導入することで、シームレスな転院や入院などを対応することで、外来患者数・入院患者数・利用者数の増減管理。

働き方改革に関する指標

RPAツールを活用して業務改善を進めて一人当たりの残業時間、時間当たり労働生産性の管理。

2024年7月
渓仁会グループ最高責任者
渓仁会グループCDXO(最高DX責任者)
医療法人渓仁会 理事長
成田 吉明