パーキンソン病の症状と日常生活上の問題


パーキンソン病の症状と日常生活上の問題
歩く時に足がすくんでしまう場合の工夫@
歩く時に足がすくんでしまう場合の工夫A
寝返りの練習
家で簡単にできる体操(壁を押す練習)
家で簡単にできる体操(棒体操)





       パーキンソン病の症状と日常生活上の問題


  パーキンソン病の特徴的な症状として筋肉が固くなる「固縮」という症状があります。
  特に曲げようとする筋肉が固くなりやすく、関節を伸ばすという動作が非常に難しく
  なり、特有の前かがみの姿勢をとるようになります。
   また、身体のひねりも難しくなるため、寝返りをうつことも困難になりやすい傾向が
  あります。動きが少なく、遅くなる「動作緩慢」という症状もあり、からだを動かそうと
  しても最初の動きがなかなか出せない場合もあります。その一方で、階段や横断
  歩道のように、「目印」がある場所は上手く歩ける場合が少なくありません。
  からだを動かすのに多大な意志と力を必要とし、ごく当たり前の姿勢を保つのも
  大変になります。できない事を要求するよりも、できる事をやってもらう・利用する
  ような工夫(目印や声がけなどのきっかけを作る)が必要になってきます。





歩く時に足がすくんでしまう場合の工夫@

         

  例えば、寝室⇔トイレ、居間⇔玄関などの通り道に、カラーテープを
  貼って、「目印」を作ってみると上手く歩ける場合もあります。





歩く時に足がすくんでしまう場合の工夫A

  介助者が前に立ち、図のように「目印」を作る方法も、
一歩目が出しやすくなります。

歩き始めると、どんどんテンポが速く
なりやすい傾向もあります。
かけ声(1.2、1.2)や手拍子が
あると、一定のリズムで歩きやすく
なります。

   




寝返りの練習

歩く時と同じように、「目印」を利用することで、寝返りも行ないやすくなります。

  例えば、輪投げの輪を左右に移動させることで、寝返りの練習が可能です。
  慣れてきたら、少しずつ支柱を遠ざけて行ってみましょう。






家で簡単にできる体操 −壁を押す練習−







パーキンソン病の方は、前かがみの姿勢になりやすい傾向にあります
ので壁を押すことで背筋を伸ばす練習ができます。
少し慣れてきたら、さらに両手をバンザイして押してみると良いでしょう。
普段縮んでいる体の部分を伸ばせます。



家で簡単にできる体操 −棒体操−

ご家庭にある棒(新聞紙を丸めた物や、ラップの芯など)を用いて体操を
することで、体の柔軟性や体力を保つことができます。

@バンザイをして体を左右にねじる。



A下方向に体をねじる体操。右手は、左足元まで、左手は右足元まで
   伸ばすことがポイントです。



B棒をバンザイし、そのあと頭の後ろに持っていく。



C片手を棒の下から当てがって(逆手)、腕をねじる体操。
   反対の手をねじる時には、棒を持ち替えましょう。