☆このコーナーでは、宇土院長と川端医師が交代で医療についての情報をお届けしていきます。☆
☆広報きもべつと同時に発行される町立クリニックチラシでも、同じ内容をご覧いただけます。☆

前回までは健康寿命についてお話しさせていただきました。
皆さんそれぞれが健康維持・増進に努力されていると思いますが、現在の自分の健康状態がよくわからない方も多いと思います。

今回は予防医療の考え方についてお話します。

医療を健康維持・増進、病気の予防という視点から考え、私たち一人ひとりが今、何をすべきかを示してくれるのが予防医療です。
予防医療には3つの段階があります。

一次予防は病気の発症そのものを予防する取り組みです。生活習慣病を予防するために適正な食事をとる、運動不足を解消する、禁煙や適度な飲酒、また感染症に対しての予防接種を行うなどがあてはまります。この一次予防が皆さんの健康維持・増進の中心になります。

二次予防は病気の早期発見・早期治療にあたります。病気が進行する前に発見し、治療を開始します。健康診断は二次予防になります。

三次予防はかかってしまった病気に対してのリハビリテーションによる機能回復などが含まれます。
具体的に見ていきましょう。

皆さんがすぐに行うことが出来て、なおかつ有益である一次予防としては禁煙があります。動脈硬化、がん、肺気腫など喫煙が原因で引き起こされる健康問題は多くあります。タバコはニコチンという依存性物質の影響で喫煙を続けてしまうことも多く、禁煙に意欲がある方は一度クリニックの禁煙外来受診をおすすめします。

二次予防としては健康診断です。

生活習慣病の予防、早期発見において有用であり、また健診結果と向き合うことで皆さんの健康に対する意識を向上させてくれます。自分が今後どのような健診をうけたほうが良いのか知ることも重要です。クリニックでは外来や実際の健診の際にそのようなアドバイスも行っています。もちろん、健診で異常が指摘されているのにそのまま放置してしまっては意味がありません。先ほど示した通り、健診は病気の早期発見・早期治療を目的にしています。自覚症状がないからといって放っておくと、将来的に病気が進んでしまい取り返しのつかないことになるかもしれません。

女性の方では婦人科健診(乳がん、子宮頚がん健診)は2-3年ごとに受けましょう。また、65歳以上の女性の方では閉経後の骨粗鬆症のリスクが高まるため、一度は骨密度測定の検査をお勧めします。クリニックでも検査可能です。

ご自身の健康についてあまりにも神経質になる必要はないと思いますが、皆さんが積極的に予防医療に関わることで健康寿命も伸びるはずです。クリニックでは町民むけのバースデー健診を行っていますので、きっかけ作りとしてご利用ください。