☆このコーナーでは、石井院長と川端医師が交代で医療についての情報をお届けしていきます。☆
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前回は健康寿命の概要について簡単にお話ししました。
高齢化に伴い介護の人出不足が叫ばれる現在の日本社会において、いかにして皆さんの健康寿命を長持ちさせるかが今後の課題となっています。

厚生労働省が発表した「平成22年国民生活基礎調査の概況」では、介護が必要になった人の要因は生活習慣病が3割、認知症や高齢による衰弱、関節疾患、骨折・転倒で5割といわれています。やはり生活習慣が重要なのです。国としても、平成15年から健康増進のための「健康日本21」という21世紀における国民健康づくり運動を行ってきました。

その結果、国が定めた到達目標に達した項目は全体の60%程度であったようです。
メタボリック症候群の認知、食塩摂取量の減少、運動を心がけている人の増加など、一定の項目で健康増進への効果が認められました。一方で、自殺者の減少に改善がないといった心の健康の問題や、日常生活における歩数の減少など、課題が残された項目もあります。

 

 評価区分別 主な目標項目    健康日本21(第二次)参考資料スライド集より

目標に達した ・メタボリックシンドロームを認知している国民の割合の増加
・高齢者の外出について積極的態度をもつ人の増加
・80歳で20歯以上・60歳で24歯以上の自分の歯を有する人の
 増加など
目標値に達していないが改善傾向 ・食塩摂取量の減少
・意識的に運動を心掛けている人の増加
・喫煙が及ぼす健康影響についての十分な知識の普及
・糖尿病やがん検診の促進など
変わらない ・自殺者の減少、多量に飲酒する人の減少
・メタボリックシンドロームの該当者・予備軍の減少
・高脂血症の減少など
悪化している ・日常生活における歩数の増加
・糖尿病合併症の減少
評価困難 ・特定健康診査・特定保健指導の受診者数の向上
(平成20年からの2か年のデータに限定されたため)

現在、この方針は平成24年に全面的に改正され、次の新たな目標に向けて進行中です。結局は皆さんの行動変容、つまり自分の健康は自分で守るという意識を高められるかが重要ですね。

喜茂別町としてもきっかけ作りとして健康増進活動を行っています。皆さんの健康寿命を少しでも長くすべく町立クリニックとしても予防医療に力を入れていますので是非お立ち寄りください。