ケアプラン(居宅サービス計画)のこと。

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こんにちは!居宅介護支援事業所Iです!

●ケアプラン(居宅サービス計画)とは・・・

ケアマネジャーの役割の一つに「ケアプラン作成」があります。
ケアプランは要介護認定を受けて介護保険サービスを利用する際に必要となります。
ご利用者の状況や要望にもとづいて「これからどのような生活をおくりたいのか・・・」といった目標を長期的(一年ほど)短期的(3ヵ月~半年ほど)に設定し、 その目標の達成にむけて利用するサービスなどの種類や内容、頻度を具体的にしたものであり「介護の計画書」なのです。

例えば「 日中はトイレに行って用をたせるようになりたい」「近所のコンビニに買物に行けるようになりたい」「家族で温泉に出かけられるようになりたい」「食事の支度はできるようでいたい」「日中は起きて過ごして身体を動かす機会を持てる」「床ずれをおこさず予防できていけるようにして快適に過ごせる」「安定した血圧で過ごせて一日不安が募らないで過ごせる」といった目標。

そのために・・・「デイサービスに週2回通い、訪問介護(ホームヘルパー)のサービスを週2回、1時間ずつ利用する。ソファやベッドの横に置き型の手すりをレンタルして利用する」「訪問看護のサービスを週1回利用する。床ずれ予防のマットレスをレンタルして使用する」など 計画を具体化します。

さらに・・実際にどういった内容のサービスを提供するかも具体的にします。「デイサービスで個別に機能訓練を行います。」「ヘルパーと一緒に調理を行います」「デイサービスで入浴介助を受けて着替えや浴室内の移動、身体を洗うこと、浴槽の出入りの介助を受けます」「デイサービスで浴槽の出入りができるように練習をします」「看護師が皮膚の状態を観察して清拭を行う、軟膏を塗るなどの処置を行う、体圧を分散できるような介助方法を指導します」といったものです。

 *第1表 居宅サービス計画書(1)・・・これは計画全体の方向性を示すものです。

*第2表 居宅サービス計画書(2)・・・計画全体の中核になるものです。

*第3表 週間サービス計画表・・・スケジュールを示したものです。

ケアプランは定期的に、そして、必要に応じて見直し修正されていきます。
それは、要介護認定の更新の際であり、また、目標達成によるもの、健康状態や生活状況・身体状況の変化によるもの等となります。
効果的にケアプランが実行されているか、現状で最適であるのかを随時に確認していくのが特徴です。

●ケアプランを作るには・・・

「今はどういう状況で、どのような生活をおくりたいのに、どういう問題があって介護が必要なのか」・・・。
ご利用者の現状について、「○○のために(原因)」「○○のような状態で(状態)」「○○出来ずに困っていて(問題)」「○○したい、(意欲)」といった事を明らかにしていくことが必要となります。
この作業は課題分析(アセスメント)と言われます。ご自宅を訪問させていただき、健康状態や生活状況についてお聞きしてご利用者ご本人と一緒になって分析を行うものです。
大変プライベートなことにもなりますので、担当のケアマネジャーは信頼関係づくりができるようにしながら進めるよう心掛けていきます。
この課題分析(アセスメント)については・・・また別の機会にお話しすることにしましょう。

 

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