より安全に食べやすく、見た目も良いお食事に向けて!
平成29年6月1日
今年1月に発行しました「敬樹園だより」でもご紹介しておりましたが、かねてより検討しておりましたお食事形態について、ようやく準備が整いましたので、職員で試食会を行いました!
これまでは「ミキサー食」として、献立ごとすべての材料がミキサーにかけられたペースト状で提供していたため、見た目が悪い、どんな献立かわからない、というご指摘がありました。これからは「ソフト食」として、今までどおり飲みこみやすい柔らかな形態で、素材ごとの味、色、香りも楽しんでいただけるようになります。
どうでしょう!とんかつ!おでん!まるで通常のお食事のようです!それでいて、舌でつぶせる柔らかさなのです!
これまでのお皿一杯に広がるペースト状のお食事からは一変、見た目にも楽しんでいただくことができるのではないかと思います!
また、現在、「軟菜食」「刻み食」として提供していたお食事は、「荒刻み食」となります。
圧力鍋で煮込んだようなほろっほろのお肉やお野菜のような柔らかい食材を、万が一、丸呑みしたとしても危険なく安全に飲みこめる大きさでご提供いたします。
飲み込む力が弱くなった(嚥下障害といわれる)方は、噛んで食べ物を砕き、砕かれた食物を舌で上手にまとめて喉の奥に運ぶ力が弱くなります。「荒刻み食」の形態になることで、そしゃくや舌での送り込みがしやすく、飲み込んでさらに奥へ運ばれるときも、より安全に召し上がっていただくことができます。
お食事形態は、ご利用者お一人おひとり、摂取状況を確認させていただきながら、随時変更させていただく予定です。
毎日の一番のお楽しみ♪と仰っていただけるお食事の時間を、より安全に、より美味しく!楽しんでいただけるようこれからも工夫して取り組んで参ります!