「なるほど身になる福祉講座」第3弾開催いたしました!
平成28年10月21日(金)
第3回目となりました「なるほど身になる福祉講座」、円山西町町内会様共催のもと、今回は急性期医療と地域連携にスポットを当てて企画いたしました。当日はうっすらと雪景色となった寒い日となりましたが、27名もの方にご参加いただくことができました。
第一部 手稲渓仁会病院
まずは病院へと向かう車中で、町内会長様よりご挨拶いただき、続いて西円山敬樹園、隣接するケアハウス カームヒル西円山・グループホーム西円山の丘の施設長よりご挨拶と各施設の説明をさせていただきました。
手稲渓仁会病院見学前に、病院概要をスライドにてご紹介させていただきました。地域災害拠点病院としての災害派遣医療チーム(DMAT)の東日本大震災への派遣、広域救急としてのドクターヘリの出動、手術ロボット「ダ・ヴィンチ」等の高度医療、また、地域医療支援病院としての近隣の提携医や、施設・機関との「地域医療連携」の説明など、皆さん熱心に耳を傾けられていらっしゃいました。そして、病院内では、普段見ることのできない薬局や機械室など、バックヤード側をご覧いただいたあと、一旦ジャンパーを着込んでいただき屋上へ。
前日の雪がまだ残る寒い屋上。でも、その先には今回の目玉のドクターヘリが!
出動中とならず、無事見学することができました。整備士・操縦士の方も同席してくださり、寒さも忘れ、皆さんからの質問が活発に飛び交いました。
第二部 昼食体験&施設見学
手稲渓仁会病院を後にし、車で3分の特別養護老人ホーム「手稲つむぎの杜」へ移動し、昼食体験となりました。お品書きもご用意し、管理栄養士より食事の取組みなども簡単にご説明させていただき、いざ実食!!皆さんより、「おいしかった~」のお声を頂戴いたしました。
そして、休憩後は、いよいよユニット型特別養護老人ホームの見学です。
「手稲つむぎの杜」は、地域の方が協力して手稲の歴史や趣味の作品などを飾付してくださっているロビーや、廊下から直接出て、散策できるようになっている中庭や、そこから見える軽川の風景など、入居された方が地域を身近に感じていただける工夫が随所にされております。また、新設3年目ということもあり、明るく綺麗な居住スペースなど、皆さん興味深く見学されていらっしゃいました。皆さんからたくさんの質問もいただき、施設への関心の高さを感じました。
第3部 知って得するセミナー&認知症予防エクササイズ
その後のセミナー「介護保険制度の背景と今後の動向」では、今後ますます進む超高齢社会の中で、今回の講座のテーマでもある、”最後まで笑顔で暮らせる地域をつくるために”という課題のイメージを何か感じて頂くことができれば、とお話させていただきました。最後に、理学療法士より施設でのリハビリ職員の役割や、体操で皆さんにも体を動かしていただき、締めとなりました。
終了後のアンケートでは、役立ったという多数のご意見や、施設職員の対応が良かった、など有難いお言葉を頂戴いたしました。また、もっと体操をしたかった、午後までの今回くらいの時間でも良いという頼もしいご意見もいただきました。
これからも、私ども「施設」の「情報」「知識」「技術」を地域の皆様に還元させていただき、地域の福祉向上の一助となれるよう次回に向けて企画して参りたいと思います。