渓仁会研究発表会 & Fun to ECO project
平成26年11月1日 今年も渓仁会グループ研究発表会が札幌コンベンションセンターにて行われ、100題を超える日頃の研究や工夫の成果が発表され、当園からも介護支援専門員・介護福祉士・言語聴覚士からの3題が参加し、2題が優秀演題に表彰されました。
また、今年は第1回「Fun to ECO project~エコびと エコもの表彰」もあわせて行われました。
渓仁会グループでは、職員一人ひとりの環境意識を高めることや、気づきを実行に移していく積極的な 姿勢を大切にしております。職員のアイデアを基にしたユニークな草の根的環境保護活動が各施設で実践されており、その取組みは周辺地域との連携にも繋がっております。
その中で、グループの模範となる活動として5活動が表彰され、当園のリハビリ課スタッフによる「廃材を活用した、利用者様一人一人に合わせた福祉用具の作成」も受賞しました。
利用者様にフィットするアイテムを既製品で探すのは難しく、短期間しか使わないのに高額だったり、今すぐ必要なのにすぐに手に入らなかったりもします。ある日、施設内の物品整理をしていたときに棒やスポンジなどの廃材を大量に発見。以前から廃材の利用は行っていましたが、収納棚を作成し本格的に介助用品・補助用品の製作材料としてストックすることになりました。
今回は廃材でオットマンを作成した例をご紹介いたします。
使用する利用者様の膝下の長さにあわせて、オットマンの高さを設定し、段ボールやスポンジで土台を作成します。持ち運びも考慮し、取っ手の穴も作りました。
テーブルクロス生地や色ガムテープで見た目を美しく、汚れても拭けるように工夫しました♪
かかった費用は生地代80円とガムテープ100円の180円程度!
利用者様にピッタリのオットマン完成!軽くて持ち運びもしやすいとご利用者様にも好評でした♪
今までに作成したものは、足台や着脱可能な車椅子用ヘッドサポート、簡易オットマンなど多種多様です。強度などの安全性や使い心地、デザイン性にも配慮して、これからも利用者様に喜ばれる、廃棄物削減とリユースに取り組んで参ります!