産業医の先生より生活習慣病について、安全管理推進委員会主催の勉強会を行いました!

新着情報

平成26年7月19日

毎月恒例のケア部会議にて、当園産業医の園田先生をお招きし、「健康診断結果と生活習慣病」についてと、安全管理推進委員会主催の勉強会を行いました。

当園職員は毎年この時期に健康診断を行っており、健康面が気になる季節です。健診項目や値について理解し、さらに留意できるよう先生よりお話を伺いました。

まずは、当園職員の有所見TOP3の発表です。

身体計測・尿一般を抜いて1位だったのが、血中脂質!血中脂質の異常をほうっておくと、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞を引き起こします。

血中脂質(中性脂肪や悪玉コレステロール【LDL】)を下げるにはどうしたらよいか?ということで、

「1.禁煙 2.食生活の見直し 3.運動・減量」についてお話がありました。

少しずつ本数を減らすなど禁煙の取組み例や、悪玉コレステロールをあげるトランス脂肪酸が多い食品例・逆に下げる食品例、また善玉コレステロールをあげるには、運動が必要ということで、お話がありました。

今回の研修で学んだことを生かし、生活習慣の改善につなげ、病気の予防や早期発見に留意していきたいと思います。

 

 

安全管理推進委員会からは、「生活環境を整えることの必要性・利用者様が落ち着ける環境とはどのようなものか?」というテーマで行われました。

長年住み慣れた自宅の中にある「くつろいで過ごせる居心地の良い場所」が施設に入所すると突然なくなります。「自分の居場所を求めてさまよう」のが認知症の方の徘徊ではないでしょうか?他施設で実際にあった例を数名、5つのポイントに沿って紹介し、異食事故と対策も実験をまじえて説明を行いました。

紙オムツの吸収ポリマーは異食すると即生命の危機に関わります。食道内で水分を吸収して膨張し窒息してしまうからです。ペットボトルにポリマーと水をいれてどのくらいふくらむか実際に目で確認してみました。

これらの事例をふまえて、現在進行形で取り組んでいる入所者様について、既往歴・生活暦・入所に至るまでの経緯・現在の生活環境になるまでの取組み・今後のケアをさせていただく上での留意事項をあらためて再確認いたしました。

私たち職員が利用者様の生活環境を見直し、ご本人の過ごしやすい環境を整えることで、無理な動作や不安によるストレスが減少し、安心・安全な生活を過ごしていただくことが出来ます。また、落ち着ける環境の中には、相手の気持ちを考えた声かけや笑顔・接する態度も含まれています。今後利用者様一人ひとりと接する際は、その方のおかれている環境がご本人にとって落ち着ける空間になっているのかを考え、提供していけるよう職員一丸となって取り組んで参りたいと思います。

 

記事一覧へ戻る