安全管理推進委員会主催で内部研修を行いました。

新着情報

平成26年2月20日

「環境を整えることで防げる事故減少!」を今年度のテーマに掲げた、安全推進委員会。

今回の研修では生活環境に着目して、どのようなことが事故につながり、どのようなことが事故を防げる環境なのか、スライドを交えながら実際に体験し学びました。

その1「SSのご利用者様で、普段杖歩行で自立されている方のベッドの高さが不必要に低床になっていませんか?」

→立ちやすい高さになっていなければどんな事故が考えられるか?を考察し、
→立ちやすい高さ「足がぴったり床につくベッドの高さ=膝下の長さ‐1cm」を基本として、椅子やベッドともに実際に本人に考えうる動作を行ってもらい、支障がないか確認してみました。

その2「車椅子上で傾斜や後傾のある悪い姿勢のまま駆動介助をしたり、食事介助をしていることはありませんか?」
きちんと座れていないと、筋の緊張が高くなり、手や首が使いにくくなったり、呼吸・嚥下・機能等が損なわれてしまうため座り直しの介助が必要となります。骨と筋肉の役割を意識しながら、坐骨で体を支え、足裏がしっかり支持面についているきちんとした座位を学びました。そして、座り直し(浅座りを直す)の実践を行いました。声掛けのみの方から、ごく軽い介助で良い方、2名で行ったほうが良い方など、利用者様の“その時”の状態に合わせて方法を選択しますが、介助の例をデモンストレーションしてみました。

そして、敬樹園(K)予測(Y)為になる明日から(T)略して「KYT」と称して 「危険予知トレーニング」(KYT)を行いました。

今回の例を、普段の介助を行う際に思い出しながら、安心・安全な生活をおくっていただけるよう、また一人一人の笑顔を多く見つめていけるよう、その方その方にあった環境を提供していきたいと思います。

 

 

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