座るときの皮膚の問題について

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ベッドから車いすなどに乗り移る際には、着座したときのお尻や太ももの下側の皮膚に着目する必要があります。 乗り移る際の介助量が多い方ほど、着座のと きにお尻や太ももの皮膚が横方向にずれて巻き込まれ、左右非対称な座位姿勢の崩れの原因になります。本人にとっても苦痛となると同時に床ずれなどの皮膚の トラブルにつながる危険性も高まります。

移乗動作の介助の際に、介助者がかなり丁寧にまっすぐ座らせたつもりでも、座面に接している部分の皮膚は片側に巻き込まれてしまうことのほうが多いため、再度座りなおしの援助をしてあげることが必要です。

方法は、前方からちょっとだけ立ち上がりの介助をしてお尻を浮かせ、片側に巻き込まれてしまったお尻と太ももの皮膚を戻してあげます。

ベッドとお友達にならないように、長い時間を楽に座っていられるようにするためには、お尻や太ももの皮膚の状態にも注意を払う必要がありますね!

着座[1]

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