声と飲み込みの関係

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声とかすれとムセは声帯萎縮?
声帯萎縮とは文字どおり声帯が縮む症状です。体の部位は使わない状態が長く続くと、どんどん衰えてしまいます。声帯も使わなければ衰えてしまいます。ま た、加齢などの原因によって声帯が萎縮して(やせて)しまい、2枚の声帯がきちんと閉じなくなるため、そのスキマから息がもれて、声がかすれたり、声が長 く続かなくなる症状が起きます。そうすると、力が入りにくくなったり、ムセやすくなるなどの症状が現れることもあります。

正常な声帯正常な声帯[1]   萎縮した声帯 萎縮した声帯[1]

声帯のチェック法

出しやすい声で「アー」と発声して、何秒続くか測ってみましょう。おおむね15秒以下の場合は、声帯萎縮の可能性もあります(あくまでも目安です)。 10秒未満の場合で声がかすれる・息切れがして続かないなど自覚症状がある場合は、病院で診察を受けることをおすすめします。声帯の萎縮だけでなく、ほか の病気が隠れている可能性もあります。

声帯萎縮をストップ&カバーするリハビリテーション

出しやすい大きさの声で行って下さい。無理して大きな声を出さないで下さい。10までカウントし、これを2セット行います。朝・晩2回行って下さい。また、やりすぎないようにして下さい。

  • 座って行う場合:椅子の脇に手をかけて下に押し付けながら「1、2、3・・・」と声を出すタイミングで胸を張る。「力を入れながら声を出す」事がポイント。
  • 立って行う場合:胸の前で手を合わせて手を押し付けて「1、2、3・・・」と声を出しながら力を入れる。

注意事項

  1. 声のかすれだけではなく、飲み込んだときに多少でも痛みを感じる人は、必ず病院で診察を受けて下さい。
  2. 絶対に無理をしないで下さい。声帯に炎症がある方や、医師に運動を止められている方は絶対に行わないで下さい。
  3. いつまでも症状が続く場合は、必ず耳鼻咽喉科等の専門医を受診して下さい。

 

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