リハビリお役立ち講座 第6回:誤嚥を防ぐ食材選びと、食べやすくするひと工夫
皆様、明けましておめでとうございます。 リハビリテーション部です。
今回の「リハビリお役立ち講座」は、この季節に気をつけたい「食事」についてお届けします。
年末年始はご自宅でゆっくり過ごされ、普段は食べないおせちやお雑煮など、美味しいお料理を囲む機会も多かったのではないでしょうか。
今回は、そんなお正月の料理に潜む「食べにくい食材」の注意点と、それを安全に楽しむための「工夫」についてご紹介します。
1. お正月料理は要注意?誤嚥しやすい食材の例
おせち料理やお雑煮には、実は高齢の方や飲み込みに不安がある方にとって、注意が必要な食材が多く含まれています。
お餅: 粘り気が強く、喉に詰まりやすい代表的な食材です。
かまぼこ: 口の中でばらけやすく、薄い形状のため喉に引っかかりやすい食材です。
昆布巻き: 海苔やワカメなどの海藻類は、喉に張り付きやすいため注意が必要です。
栗きんとん: 芋類は口の中でパサつきやすく、窒息のリスクが高まる食品の一つです。
2. 安全に食べるための「形態」の工夫
上記のような誤嚥しやすい食材でも、調理方法や形態を工夫することで、誤嚥のリスクを減らすことができます。
【食事形態の種類の例】
刻み食: 食材を細かく刻んで食べやすくしたもの。
ムース食: 柔らかく煮込んだり、ミキサーにかけたものを固めたもの。
ミキサー食: ミキサーにかけてポタージュ状にしたもの。
ゼリー食: ミキサーにかけてゼリー状にしたもの。
【ポイントは「まとまり」と「とろみ」】
食事形態の工夫とは、食材の「硬さ」「形状」「まとまり具合」を調整することです。
特に有効なのが、料理に「あんかけ(とろみ)」をつけることです。とろみをつけることで、液体や食材にまとまりが出ます。
これにより、喉を通過する速度が緩やかになり、誤嚥を予防することができます。
【まとめ】
飲み込みに不安がある方は、食材選びに注意をしつつ、ご自身の状態に合わせて食べやすい形に調整することで、食事を安全に楽しむことができます。
ご家庭での判断は難しいと思いますので、ケアマネジャーやかかりつけ医、訪問看護師、管理栄養士など、関係者に相談してみてください。

