花粉症と付き合うには

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 花粉症の方にとって悩ましい季節がやってきましたね。今回は花粉症についてお話ししたいと思います。
 花粉症とは木や草の花粉が空中を飛び、それが鼻や目の中に入ってくしゃみ・鼻水・鼻づまりや目の痒みなどのアレルギー症状を起こす病気です。

 

・原因となる植物について

 北海道で注意が必要な植物は、イネ科(カモガヤなど)、シラカバ、ヨモギです。シラカバは3月~7月頃(春~初夏)、イネ科は6月~8月頃(夏)、ヨモギは6月~9月頃(秋)が主な飛散時期です。

 

・花粉症?風邪?

 花粉症の症状は①くしゃみ、②鼻水、③鼻づまり、④目の痒みで、毎年ほぼ決まった季節にあらわれ、くしゃみは何回も続けて出るのが特徴です。鼻水は水のように透明でサラサラとしており、流れるように出ることが多いです。一方、同じような症状でも全身倦怠感や発熱がみられ、のどの痛みや鼻水に膿が混じっていたりすれば、風邪の可能性が高いでしょう。

 

・対策

 花粉は晴れた風のある日(特に雨上がりの翌日)によく飛びます。このような日はできるだけ外出を控えるようにし、どうしても外出しなければならない時はマスク・メガネ・帽子を着用しましょう。花粉の室内への侵入を防ぐために、窓を閉めておきましょう。洗濯物を取り込む際には、花粉を十分に払落し、布団を干す際にはカバーをつけましょう。外出からの帰宅後は、髪の毛や衣服についた花粉を落とすように心掛けましょう。また、うがい・洗顔を忘れないようにしましょう。

過労や精神的なストレスは、アレルギー症状の現れるきっかけになったり、症状を悪化させることもあるので、不規則な生活を避け、十分な睡眠をとり、お酒やタバコをできるだけ控えましょう。

 

・治療

 花粉症になってしまった場合には、内服薬(抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤、漢方薬)や外用薬(点鼻、点眼薬)などを用いて症状を抑えます。症状が悪化する前に耳鼻科に受診し、医師に相談するようにしましょう。

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