骨のおはなし
以前、筋肉の話をしました。今回は骨の話をしましょう。
骨は筋肉によって動かされます。動きの重要な要素です。
他にも体を支えたり身体のパーツの関係を変化させたりするのに重要です。要するに私たちは骨が無ければ動けません。
それから、当たり前ですが骨は硬くて形が変わりません。それと骨は筋肉のように疲れません。
この性質を上手に使うと力を入れずに楽に動くことが出来ます。たとえば起き上がりの時にまっすぐ起きるのではなく、一度横を向いて肘の上に胸郭と頭の重さを腕の骨に移し、さらにその重さを足の骨に移し、最終的にお尻の下の骨(坐骨)に移していくと楽にできます。これは起き上がりの話のときに螺旋型の起き上がりで出ました。
そんな骨ですが、日々少しずつ置き換わっているのを御存知でしょうか。骨を壊す細胞がいて骨を壊した後に新しい骨を作る細胞が骨を新しくしていきます。私たちはいつも新しい骨を使って生活しています。ありがたいことです。
しかし、骨を作る細胞の働きが悪くなると骨はもろくなります。骨粗しょう症のような病気でもろくなることもありますが、骨に重さがかからないと骨を作る細胞は働かなくなります。ですから、寝たきりの人は骨がとてももろくなっています。
宇宙飛行士が無重力の中に長時間いると同じことが起こります。というより、なぜ宇宙飛行士の骨がもろくなるかを調べたらこのことが分かりました。
ではまた。