平成29年7月20日

2016年度より介護職員の資質向上及び専門性の向上を図る観点から、介護福祉士の受験資格・資格取得ルートが変更となりました。

今まで免除されていた養成施設(2年以上)卒業でも国家試験の受験が義務付けられ、また、3年の実務経験を生かして受験するルートには実務者研修が必須となりました。

当法人には、地域における人材を確保・育成し、地域福祉の充実を図るため資格試験に要する費用を助成するキャリアアップ支援規定が定められております。2017年度からは、上記の変更に伴い、資格取得の奨励などの観点から、実務者研修の受講を支援し、業務(研修)として取り扱う規定も定められました。

このたび、この制度を利用して実務者研修を受講する、初めての職員が誕生しました。3年前の夏、当園で初めて企画した「職場説明会」に、はるばる北見から、当時高校3年生で参加し、翌春より入職したFさん。10代の、まだ遊びたい盛りの年頃のころから毎日一生懸命、ご利用者に寄り添ったケアを心がけ、いつも笑顔で、ご利用者に愛される職員として頑張ってくれています。

  

入職2年目には、母校で「職場説明会」を立派にこなしてくれました。

 

実務者研修では、久しぶりの学校のようなスタイルでの授業に、初日は緊張したようですが、来春の国家資格取得に向け、しっかり学びを深める機会!と頑張って通学しています!

最大450時間の実務者研修には通常10万~20万程度受講料がかかるといわれています。介護福祉士を目指す方にとっては費用面でハードルが高くなりますが、それだけ「価値ある資格」になるともいわれています。

これからの高齢化社会でますます重要な仕事となってくる介護福祉士。キャリアアップ支援制度にて、これからもたくさんの職員がケアの質の向上に取り組み、より質の高いサービスを提供できるよう法人としてもサポートして参ります。