*伝導失語について
発話は基本的に流暢で構音も良好であるが、多量の音韻性錯語(めがね→めまめ など)が目立つ失語症で、吃音(どもり)のような話し方となることもあります。最大の特徴は復唱(真似していうこと)障害です。
*伝導失語の症状
・ 話すこと
復唱障害が最大の特徴であり、自発話では音韻性錯語が頻発し、自己修正が繰り返され、少しずつ目標に近づこうとする行動があります。これらにより発語は途 切れ途切れで非流暢な印象を与えることもあり、喚語困難に伴いしばしば目的の語が出ないために回りくどい言い方をします。
・ 聴いて理解すること
聴覚的理解障害はほとんどありません。
・ 真似して言うこと
重症例では一音の復唱も困難となる例から単語・短文で顕著となる例などさまざまです。
・ 読んで理解すること
声を出して読むときに復唱と同様の障害が見られる反面、読んで理解することは良好であることが多いです。
・ 書くこと
書字は自発に書くことや書き取りでは錯書(メガネ→ネガメ など)を中心とした障害が見られ、仮名では頻回に出現するといわれています。

* 病巣
ウェルニッケ領域とブローカ領域の間を結ぶ弓状束を含む病巣で伝導失語が出現するといわれており、緑上回を中心とする下部頭頂葉障害で深部白質を含む場合が多いとされています。

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-お問い合わせ-  リハビリテーション部 言語聴覚士 平村 敬寛
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