私たちの全ての動きは筋肉から生まれます。筋肉と動きを考えることはとても重要です。
 ところで、人の身体は大変よく出来ています。しかし、筋肉も使わないとあっという間に細くなってしまいます。より良い生活を維持するために普段から上手に体を動かして筋肉が細くならないようにしなくてはなりません。出来れば少しずつ増やしていければいいですね。

 アスリート達の筋力強化は自分の限界を超えた超過激なトレーニングをしますが、一般の市民はそんなことを続けて行うのは大変です。ここでは、あまり無理のない体の動かし方を紹介しましょう。

 

歩く

 歩く機会はよくあると思います。普段の歩行は実にエネルギー効率の良いものですが、あえて歩幅を10cm大きくして早歩きをすることを進めます。少し息が速くなるくらいがいいでしょう。このとき、背筋を伸ばしていい姿勢を作ります。20分以上歩くと有酸素運動になるといわれていますが、それほど時間をかけなくても有効な運動にはなるそうです。週に3回以上30分程度歩くと認知症予防に効果があるとも言われています。

 

足を上げる

 足を上げる筋肉はいい立位姿勢を作るのにとても重要であるにもかかわらず早くから機能が低下しやすい部分です。この筋肉が落ちてくると将来腰が曲がりやすくなるようです。階段を登るのが手軽ですが、立ったままその場で膝を上げてもいいでしょう。

 

スクワット

 立っている状態から膝を曲げて腰を落とすスクワットは太腿の筋肉を鍛えます。1.2.3.4.5とゆっくり数えながら腰を落とし1秒保持してまたゆっくり腰を上げます。ゆっくりの運動はスロートレーニングとか略してスロトレと言われていますが、かなり効率のいい運動です。
 1日に10回程度を2から3セット行うといいでしょう。

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足は肩幅に開き、手は腰へ

 

 

 

 

 

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背筋を伸ばして膝を曲げて腰を落とす

 

 

 

 

 

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ゆっくり腰をあげます

 

 

 

 

 

 筋肉を上手に使っていい動きをしましょう。
いい動きはいい生活につながります。いい動きを意識しながら楽しく暮らしましょう。