社会福祉法人としての
環境への取り組み

環境保護活動の取り組みを企業の社会的責任と認識し、組織全体や各施設及び職員が環境保護活動を継続的に確実に運用することを目指しております

地中熱ヒートポンプ設備概要

地中熱を利用して

喜茂別町の年間平均気温は5.6℃、1月の平均気温は-7.6℃前後と報告されています。
一年を通じ寒冷な地域に立地する「きもべつ喜らめきの郷」では、当初より環境に配慮した冷暖房システム「地中熱ヒートポンプ」を導入しています。
太陽光を活用した発電による冷暖房システムは良く知れているところですが、日射量が少ない地域において安定した効率性は高くありません。
「地中熱ヒートポンプ」は比較的安定した地熱を利用して、冬は地中より抽熱、夏は地中へ放熱するといった熱交換した水を循環させることで省電力冷暖房を実現するシステムです。
一概には比較できませんが、同規模の他施設と比較すると年間16%前後の電気料が削減されていると予想されます。
 各所に設置されたパネルで温度設定すると自動調整され、一般的なエアコンと同様に難しい操作は必要ありません。
 また、乾燥しがちな床暖房と比較すると何となく“ほんわか”“やわらかい”冷暖房といった印象を持つことができ、施設全体がとてもクリーンな感じを受けます。

渓仁会の森 植樹会

法人としての環境保護の取り組み

渓仁会グループでは質の高い医療・福祉・介護の提供と地域に対しての社会的責任(CSR)を果たすことを目指し、ISO9001(品質マネジメントシステム)を軸とした「渓仁会マネジメントシステム(KMS)」(品質管理・環境保護・個人情報保護)のシステム運用を行なってきました。
 なかでも環境保護活動では2014年11月1日に開催された第26回渓仁会グループ研究発表会の場で、第1回Fun to Eco projectの活動表彰が行われ、社会福祉法人渓仁会の「カミネッコン植樹活動」がグランプリ受賞を果たしました。この活動は(株)ホーマック様の全面支援のもと、これまで計560本の苗木を当別町神居尻地区へ植樹を行ない、ご利用者様、ボランティア様、職員、職員家族など、多くの方々がこの活動に参加し、環境保護の大切さをともに実感できたことがなによりの収穫となりました。
このほか、当法人では「地中熱」を利用した冷暖房システムや自然エネルギーを利用した「雪冷房システム」の導入など、それぞれの地域の特性を活かした独自のエコ活動を展開しており、今後の地域に根付いた環境保護活動を継続しつづけることと、広めること、そして、未来につないでいくことを目指していきたいと考えております。