センター長
ご挨拶

札幌西円山病院のリハビリテーション・センターは平成29年6月1日から、回復期リハビリテーション病棟はもとより神経内科病棟や、その他の一般病棟も包括するような新編成となりました。これに関わるリハビリのセラピストは、平成31年4月の時点で総勢170名です。このうち例えば回復期リハビリテーション病棟では、脳血管疾患や大腿骨・椎体の骨折等の患者さんに対して集中的にリハビリを提供して日常生活の自立や、寝たきりを防いだり在宅復帰を目指します。リハビリテーションにはチーム医療が何よりも重要です。看護師・介護福祉士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・社会福祉士(ソーシャルワーカー)・管理栄養士・薬剤師・診療放射線技師・臨床検査技師・臨床心理士・事務など多くの職種が関わります。

スタッフ同士でカンファレンスを行いながら個々の患者さんに対して、オーダーメイドのリハビリを提供しています。結果は御家族に説明します。患者さんの身体機能は日常生活自立度という指標で示しますが、退院時の数値は2年間で劇的に改善しました。これまで当院は療養病院のイメージが強いように思われがちでしたが、新たな機能を発揮し始めたと言えます。回復期リハビリ病棟以外の病棟では患者さんの疾病対象が異なりますが、リハビリの仕組みは共通です。若い熱意あるスタッフが病院のモットーである「親切・丁寧・敬愛」をベースとして、リハビリサービスを提供していきます。また一部回復期リハビリ病棟だけでなく、他の病棟においても患者さんに適応がある場合は祝祭日を問わず、リハビリテーション・センターとして365日に対応したリハビリテーションの提供を目指しています。

小林 信義
(こばやし のぶよし)
主任診療部長
札幌西円山病院リハビリテーションセンター長

日本リハビリテーション医学会認定 リハビリテーション科専門医
日本神経学会認定神経内科専門医・指導医

札幌西円山病院での
リハビリの特色

多様な診療科の医師が常勤しているため、
必要時に検査を行い正確な診断と総合的な治療を始められます。

また多彩な専門職

が配置され、
入院当日より安心して療養と共にリハビリテーションが出来る環境にあります。

リハ特色図

各期リハビリテーション
予防期リハビリテーション
(亜)急性期リハビリテーション
回復期リハビリテーション
生活期リハビリテーション
介護期リハビリテーション
緩和期リハビリテーション

予防期リハビリテーション

 私たちは、歳を取っても病気にならないようにすることも医療だと考えています。予防期のリハビリでは「にしまるリハビリ健診」を行い、地域の方を対象に各種評価(歩行機能、嚥下機能、認知機能など)や呼吸機能検査、骨密度測定、バランス機能検査などを用い客観的なデータに基づく無料測定を行っています。また、リハビリ講話や実践的な予防体操を行いながら少しでも元気で地域で過ごせるようお手伝いさせていただいています。

(亜)急性期リハビリテーション

 当院には神経内科外来と高齢者総合外来からの入院機能があります。前者は2017年に神経内科総合医療センターとしてオープンし、在宅で暮らす神経内科疾患患者さんに対する専門外来を中心に、必要時には入院での集中的治療と短期集中的リハビリを行っています。入院では回復期以外では全国的に珍しい365日リハビリを実践しています、この短期集中リハビリは治療との相乗効果において進行性の疾患にもかかわらず状態がかなり安定し改善されて退院する方も多くいらっしゃいます。

回復期リハビリテーション

 患者さんに対して院内では最も厚くリハスタッフを配置して365日リハビリテーションを提供しています。在宅復帰に向け患者さんの機能回復や能力向上を図りながらチーム医療の中で、きめ細やかに生活自立度をあげるお手伝いをさせていただいています。退院後に安心した生活が過ごせるよう外泊や外出を積極的にして頂くとともに、退院後はスムーズに在宅生活に移行できるよう、早期より訪問リハビリテーションを利用することも可能です。

さらに詳しいことはこちらをご覧ください。

回復期
リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟について

 脳血管疾患または大腿骨頚部骨折などの患者様に対し、「チーム医療」を基盤として集約的にリハビリテーションサービスを提供し、日常生活動作の向上に努め、社会復帰・家庭復帰を目指す病棟です。

回復期リハを
要する患者
入院
までの
日数
入院
期間
2)
1脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後又は手術後、義肢装着訓練を要する状態 2ヶ月
以内
150日
2高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷、頭部外傷を含む多部位外傷の発症後又は手術後 2ヶ月
以内
180日
3大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の骨折、又は2肢以上の多発骨折の発症後又は手術後 2ヶ月
以内
90日
4外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群1)を有しており、手術後又は発症後 2ヶ月
以内
90日
5大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靭帯損傷後 1ヶ月
以内
60日
6股関節又は膝関節の置換術後の状態 1ヶ月
以内
90日
  • 1) 廃用症候群は肺炎だけでなく原因疾患が他の疾患によるものも含まれます。
  • 2) 入院期間は最長期間です。リハビリの進捗によっては短期間で退院される場合もあります。

医師紹介

  • 小林 信義(こばやし のぶよし)
    札幌西円山病院リハビリテーションセンター長
    主任診療部長
    専門
    日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医
    日本神経学会認定神経内科専門医・指導医
  • 糸谷 正央(いとや まさお)
    主任診療部長
    専門
    -
  • 伊藤 崇(いとう たかし)
    専門
    日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医
    日本神経学会認定神経内科専門医
  • 青木 雅俊(あおき まさとし)
    専門
    日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医
  • 本間 俊一(ほんま しゅんいち)
    専門
    日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医

基本データ(2019.8.1時点)

  • 人員配置
    医師 5名
    看護師 36.4名
    介護士 23.52名
    理学療法士 25名
    作業療法士 17名
    言語聴覚士 8名
    管理栄養士 4名
    社会福祉士 5名
  • 疾病分類(n=326)
    • 骨折 47.2%
    • 廃用 27.6%
    • 脳血管疾患 20.8%
    • その他 4.3%

    疾病分類グラフ

FIM 退院患者散布図(n=1120)

FIM入退散布図

丸は退院時の日常生活自立度の利得を示します。すなわち入院から退院までの間に、日常生活自立度の合計点が何点上昇したかを意味しています。この数値を元にして、入院日数を加味した値が実績指数です。赤線は実績指数の変化を示しています。この2年で、どのように改善していったかが分かります。

生活期リハビリテーション

 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による個別リハビリで日常生活能力の維持を図ると共に生活の活性化を目的に音楽療法士、健康運動指導士、レクリエーションワーカーによる集団リハビリも行っています。長い療養生活の中で少しでも楽しみながら身体や心が動かせるような支援をさせていただいております。また、ボランティアによる様々な行事にも参加していただいております。

介護期リハビリテーション

 漠然と身体的なリハビリを行うのではなく、その方の生活リズムに合わせ、なるべく一人ひとりの想いに沿うよう個別性を尊重したリハビリを目指しております。また介護医療院では身体面だけではなく病棟内外での参加や活動の場面を通じて身体や心を動かすようなかかわりを行っています。

緩和期リハビリテーション

 最期までご本人の尊厳を守り、ご家族の想いを大切にいたします。寝たきりの状態を減らし、変形拘縮等の廃用症候群の予防や少しでも口から食べるための支援、安楽な呼吸介助や不動による苦痛の軽減、ご家族と過ごす時間やコミュニケーションを少しでも多くできるようお手伝いをさせていただいております。

入院希望の方へ

ご入院のお問い合わせ、ご相談は随時承ります。

お問い合わせ先
「地域連携推進室」
  • フリーダイヤル 0120-021-240
  • TEL 011-642-5800
  • FAX 011-642-5801

ただ今の空床状況

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