『手稲渓仁会病院オープンキャンパス』 実施要綱
当院では2007年度よりハワイ大学と提携し,医学教育フェローシップを導入しました。1期生として3-6年目の医師8名が学んでおりますが,その一環として医学生を対象とした勉強会を開きたいと考えています。フェローと当院の臨床研修委員会ゆかりのアテンディングがそれぞれ症例検討や特別講演などを行う予定です。初期臨床研修の採用などには全く影響しませんが,若干名,前後に病院見学も可能であり,当院で働く医師の素顔も垣間見ることができる機会かと思います。お互いに良い刺激を与えあい,有意義な時間を共にできればと考えております。
*3月3日をもちまして参加者の募集は締切りとさせていただきました。
| 日 程: |
2008年3月8日(土) 9:00~19:30
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3月9日(日) 8:30~13:00
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タイムテーブルはこちら |
| 会 場: |
手稲渓仁会病院 |
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〒006-8555 北海道札幌市手稲区前田1条12丁目1番40号 |
| 注意事項: |
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1.
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募集は2008年1月21日より受付開始(定員になり次第締切ます) |
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2.
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参加費用は¥6,000円です(資料代,昼食費,懇親会費を含む) |
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3.
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交通・宿泊については各自で手配して下さい。
*近隣の手稲ステーションホテルを割引価格で利用可能です。
*予約の際は「手稲渓仁会病院オープンキャンパス参加」の旨、申告して下さい。
*予約部屋数には限りがございます。予めご了承下さい。 |
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4.
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原則として二日間フルに参加できる方が優先です。 |
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5.
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基調講演・背景講演・特別講演以外は希望のセッションを選択していただき受講していただきます。 |
【基調講演】
| テーマ: |
世界に通用する臨床医の育成をめざして |
| 講 師: |
岸田 明博 (臨床研修部部長) |
| 概 要: |
世界に通用する本物の医師となるためには、何をなすべきなのか。その具体的な方法論とそれを支える精神論について、自らの体験談をまじえながら解説します。 |
【背景講演】
| テーマ: |
手稲ハワイ医学教育フェローシップ |
| 講 師: |
齋藤 中哉 (ハワイ大学医学部 医学教育室 医学教育フェローシップ国際版 プログラム・ディレクター) |
| 概 要: |
「手稲オープン・キャンパス」を背景で支えている「手稲ハワイ医学教育フェローシップ」について、米国と欧州における医学教育の最新の潮流を交えながらご紹介します。 |
【特別講演】
| テーマ: |
臨床医として生きるということ~15年間を振り返って |
| 講 師: |
星 哲哉 (総合内科・家庭医療部門) |
| 概 要: |
臨床医として生きるということはどのようなことなのでしょうか?ライフステージを意識しながら私個人の卒後15年間を振り返ることを通じて、医学生、研修医の人達に考えていただきたいと思います。 |
《臨床研修部・総合内科スタッフによるセッション》
| テーマ1: |
いい医者ってなんだろう? |
| 講 師: |
金城 紀与史(総合内科) |
| 概 要: |
みなさん、いい医者を目指して医学部に入り勉学にいそしんでいるんですよね(?!)。そもそも「いい医者」ってなんでしょう。ちょっと気恥ずかしいですがみんなでおしゃべりして考えませんか。個人的体験やロールモデル、文学作品やテレビ・映画の登場人物などなど、ヒントになる素材持込大歓迎です。 |
| 対 象: |
学年制限なし |
| 人 数: |
制限なし |
| テーマ2: |
Introduction to American Residency Clinical Education |
| 講 師: |
Brian Heist (Clinical Education Department American Faculty Member) |
| 概 要: |
1. Comparison of American residency and Japanese residency training
2. History of relationship between TKH and University of Pittsburgh
3. Structure and Goals of TKH residency training
4. Simulation of TKH English morning report
5. Future evolution of residency at TKH |
| 対 象: |
原則として必須 |
| 人 数: |
制限なし |
| テーマ1 |
今すぐ使えるPainManagement:授業では学べない『痛み』の実際 |
| 講 師 |
山田 舞(やまだ まい)外科系・初期研修3年 |
| 対 象 |
新5年生・新6年生(希望により新4年生も可) |
| 定 員 |
10名(最大15名) |
| 概 要 |
皆さんはすでに緩和ケアの授業を受けておられるかもしれません。しかし、終末期にある患者さんの痛みを想像してみる機会はないのではないでしょうか?臨床の現場では、日々、患者さんの「本物の」痛みに向き合うことになります。私たち医療従事者の関わり方次第で、患者さんの痛みが笑顔に変わり、残された時間の質が変わるのです。
本セッションでは以下の3点を学びましょう。
(1)終末期にある患者さんの痛みを身近に感じる。
(2)痛みの治療の基本戦略を学び、模擬症例を通して治療方針を考える。
(3)手稲渓仁会病院における緩和ケアチームのカンファレンスに参加する。 |
| テーマ2 |
集中治療の最前線で:脳死と医療倫理 |
| 講 師 |
馳 亮太(はせ りょうた)内科系・初期研修3年・チーフレジデント |
| 対 象 |
新6年生 |
| 定 員 |
8名 |
| 概 要 |
ショックのためICUに入室した患者さんに対して救命のために人工呼吸、人工透析を開始しました。その患者さんは、その後、脳死に至りました。家族が透析治療の継続を望む中、脳死患者に対するICUにおける治療適応、そして維持透析の適応に関する議論が起こりました。あなたが主治医ならどう考えますか?
臨床の現場では、答えのない問題に遭遇することがしばしばで、私たち医療従事者は倫理的な葛藤を乗り越えてさまざまな臨床決断を行っていきます。本セッションでは、集中治療の現場における治療適応について、生命倫理および「人の死」というテーマも含めて、通常の症例検討のスタイルを採りつつも、参加者の皆さんが自由に考えを発言できる機会を設けながら、検討していきます。 |
| テーマ3 |
“Reflection” |
| 講 師 |
前田 麗奈(まえだ れいな)内科系・初期研修3年 |
| 対 象 |
新6年生 |
| 定 員 |
8名 |
| 概 要 |
臨床医学では、EBM(Evidence-based Medicine )の台頭により、皆がよるべき一つの道筋が浮かび上がってきたように見えますが、実際の診療場面では、個々の症例ごとにEBMでは割り切ることができない問題が多数浮かび上がってきます。
本セッションでは、集中治療中に脳死に陥った症例を基に、
(1)脳死の定義と現代社会におけるその位置づけ
(2)生命倫理における四分割法の理解とその適用
(3)患者さんの家族に対するそれらの説明のあり方
について、参加者の皆さんと議論をしながら考察を深めていきます。 |
| テーマ4 |
Medical Decision Making |
| 講 師 |
中川 麗(なかがわ うらら)内科系・初期研修3年 |
| 対 象 |
新6年生 |
| 定 員 |
8名 |
| 概 要 |
〝Medical Decision Making〟では,みなさんも近い将来直面すると思われる問題を取り上げ,揺れながらも決断を重ねる私たちの日常を体験していただきたいと思います。セッションは討論方式にて行います。参加される方々は2チームに分けられ,それぞれ,相反するdecisionを指定されます。各グループにチューターとして配置される医師のサポートを受けながら,それぞれの観点を支持するエビデンスをもとに意見を交わす中で,知識を深め,視野を広げるきっかけを見つけていただけたら嬉しいです。 |
| テーマ5 |
診て観て皆で考える医療面接 |
| 講 師 |
玉井 杏奈(たまい あんな)内科系・初期研修3年・サブチーフレジデント |
| 対 象 |
新5年生・新6年生 |
| 定 員 |
6名(最大8名) |
| 概 要 |
初診の患者さんを一人で診察した経験はありますか?あなたとの医療面接で患者さんは気分が良くなるでしょうか?少し背伸びをして、単独診療をしてみませんか。米国の医師国家試験であるStep 2 Clinical Skillsをモデルに、模擬患者さんに向き合って頂き、その模様をビデオレビューする機会も設けます。米国での診療経験のある指導医と、Step 2 Clinical Skillsに合格した研修医、更には診察した模擬患者さんが具体的なアドバイスをします。ちょっと恥ずかしいけど癖になる?はず。尚、セッションは日本語で行います。 |
| 注意事項 |
当セッションは8日(土)の4コマを使用して行いますので、他セッションの選択は翌日の2コマとなります。 |
| テーマ6 |
新しい病病連携のあり方 |
| 講 師 |
長谷部浩平(はせべ こうへい)総合内科・後期研修2年 |
| 対 象 |
新4年生・新5年生・新6年生 |
| 定 員 |
10名(最大20名) |
| 概 要 |
臨床研修指定病院の多くは急性期診療に力点を置いているため、患者さんのリハビリテーションや関連社会資源の導入についてじっくり取り組むゆとりがありません。状態が安定した患者さんは「後方病院」である慢性期病院やリハビリテーション病院へと治療の場を移すことになります。転院に当たっては、医師から医師に文書で診療情報を提供し、先方で家族面談などがあり、受け入れが決定されていきます。転院後に患者さんがどのように過ごされているか。患者さんに対する思い入れが強いほど気になるところです。
本セッションでは、手稲渓仁会病院・総合内科から他院に紹介された患者さんについて、追跡調査の最新データを公開します。そして、転院時の情報提供が適切であったか、患者さんは転院後にどうなったかについて検討・反省し、よりよい医療サービス、患者さんの満足度の高い医療の提供のために何が出来るかを一緒に考えていきたいと思います。 |
| テーマ7 |
医学生のためのキャリアプランニング |
| 講 師 |
平野 史生(ひらの ふみお)総合内科・後期研修1年 |
| 対 象 |
新4年生・新5年生 |
| 定 員 |
10名(最大15名) |
| 概 要 |
医学生、研修医にとって将来の進路の選択肢は無数にありますが、大学医学部ではキャリア・プラニングに対する指導がなされていないのが現状です。2004年の臨床研修必修化に伴い、キャリア・プラニングは重要性を増しています。例えば、研修医の採用面接一つ取ってみても、明確なキャリア・ゴールを示せない候補者はよい評価を得ることができません。本セッションで、自分自身の近未来を設計していくきっかけをつかんでみませんか?
本セッションでは、以下のことを学びます
(1)進路の多様性:臨床医、研究者、国際医療、医療行政などの具体的事例紹介
(2)キャリア・プラニングの基本:卒後10年目までの目標の立て方
(3)これからの臨床医に求められる知識や経験は何か:参加者全員による意見交換 |
| テーマ8 |
見逃し症例から学ぶ救急診療のピットフォール:見た目軽症、実は重症。Urgent Care Medicineの現場から |
| 講 師 |
岸田 直樹(きしだ なおき)総合内科・後期研修3年 |
| 対 象 |
新4年生・新5年生・新6年生 |
| 定 員 |
制限なし |
| 概 要 |
救急外来に立つ医師の主要な目標の一つは、生命を脅かすが治療可能な病気の迅速な診断および治療です。この目標のために、いわゆる「Cannot miss diagnosis」に対して十分な警戒態勢を敷かなければなりませんが、種々の要因によりこの警戒態勢が発揮されないことがあります。特に、重症患者のみを対象としない救急外来では、風邪のような軽症疾患が多く、その中に「歩いて来るくも膜下出血」、「歩いてくる大動脈解離」など、いわゆる「地雷疾患」が紛れ込んでいます。
このような「見た目軽症・実は重症」である症例を見逃さないための知識・技術を学ぶ機会は、大学医学部に無いだけでなく、臨床研修病院でも十分に整備されているとは言い難いのが現状です。本セッションでは、救急外来での見逃し症例をもとに、実践で役に立つ教科書では得られない救急外来初期診断に対する知識を学びます。 |