症例は889例で、男628例(70.6%)、女261例(29.4%)、年齢は25~94歳、平均64.5歳でした。
病期別にはⅠa期346例(39.0%)、Ⅰb期130例(14.6%)、Ⅱ期156例(11.9%)Ⅲa期99例(11.2%)、Ⅲb期51例(5.7%)、Ⅳ期156例(17.6%)、不明1例でした。
術式は2群リンパ節郭清を伴う胃癌根治術を標準術式としましたが、早期癌には縮小手術を行っています。また必要な症例(Ⅱ期の一部とⅢa、Ⅲb期の症例)にはLow dose FPを中心とする術後補助化学療法を施行しています。
889例中消息不明例は39例で、予後追跡率は95.6%でした。他病死を除く評価症例の病期別累積5年生存率は、Ⅰa期100%、Ⅰb期94.2%、Ⅱ期83.6%、Ⅲa期47.6%、Ⅲb期21.1%、Ⅳ期3.4%でした。
早期胃癌の予後は良好ですが、Ⅲa、Ⅲb期はまだ十分な予後とは言えず、今後は新薬を取り入れた補助療法を考慮していきたいと考えています。