症例は1032例で、男590例(57.2%)、女442例(42.8%)、年齢は29~94歳、平均65.5歳でした。
病期別には0期55例(5.3%)、Ⅰ期176例(17.1%)、Ⅱ期336例(32.5%)、Ⅲa期202例(19.6%)、Ⅲb期76例(7.4%)、Ⅳ期187例(18.1%)でした。
術式は3群リンパ節郭清を伴う大腸癌根治術を標準術式としましたが、症例に応じて腹腔鏡下大腸切除など低侵襲手術も施行しています。また必要な症例(Ⅱ期の一部とⅢa,Ⅲb期症例)にはLow dose FPを中心とする術後補助化学療法を施行しています。
1032例中消息不明例は48例で、予後追跡率は95.3%でした。他病死を除く評価症例の病期別累積5年生存率は、0・Ⅰ期100%、Ⅱ期84.6%、Ⅲa期66.3%、Ⅲb期56.0%、Ⅳ期11.3%でした。
Ⅳ期の5年生存例が11.3%あり、そのすべてが肝転移巣切除例でした。当科における大腸癌肝転移切除例の5年生存率は54.0%であり、積極的な切除が予後の改善に寄与するものと思われました。