手稲渓仁会病院救急科について
手稲渓仁会病院 救急科(救命救急センター)

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当院救命救急センターの紹介
:「日本型の新しい救急医のスタイルを目指して」
救命救急センター長・救急科部長 奈良 理

;救命救急センター長・救急科部長 奈良 理

当院救命救急センターは1997年に救急専従医を配置した救急部門を前身として2005年3月23日に新型救命救急センターとして正式に認可を受けました。2005年4月1日からは北海道ドクターヘリの基地病院(現在は道央ドクターヘリ)となっています。災害医療に関してはDMATを有し活動をつづけてきましたが、2011年11月からは災害拠点病院にも指定されました。

救急科は2007年5月に新しく完成した救急棟に救命救急センターを中心とする救急関連部門を集約して診療を開始し、2008年4月から診療科として標榜しています。施設認定は日本救急医学会専門医指定施設、日本救急医学会指導医指定施設、日本航空医療学会施設です。

診療に関して救急外来では、初期から三次までの救急患者に対して、救急科専従医とローテート研修医(当院初期研修医1〜3年)が当院各科専門医と協力し24時間365日対応しています。

現在の救急科は専従医9名でローテート研修医とともに以下のような役割を担い活動しています。

  1. Advanced Triage:
    主に救急車やドクターヘリで搬入される救急患者の初期診断・治療・専門医への引継ぎ
  2. Critical Care:
    主に多発外傷、心肺停止蘇生後、外因性疾患等の初期治療から集中治療管理
  3. Pre-hospital Care:
    ドクターヘリのフライトドクターとして
    病院前救護への参画と救急隊員へのメディカルコントロール
  4. Disaster Medicine:
    DMAT隊員を中心とした災害派遣と院内の災害対策
  5. Education:
    標準化教育(ICLS,JATEC等)への参画、研修医教育、救急隊員教育
  6. Clinical Research Activity:
    学会発表や論文投稿、外傷バンク登録等

私自身は心肺蘇生や重症外傷のCritical Careを実践する典型的な日本型の救急医として育ってきました。20年前、救急医療の門をたたいた時、救急医の地位は確立されてなく、存在すら否定されるような風潮がありました。現在では社会的な変化もあり、様々な点でその立場が注目されることも多くなり、時代の変化を感じています。

しかし、逆に救急医療や救急医の真価が問われるようにもなってきているのも事実です。当院の救命救急センターと救急科はまだまだ発展途上です。それでも、幅広い救急医療を実践する環境には恵まれていると実感しています。従来の救急医のスタイルにこだわること無く、ER型あるいは救命・集中治療型、サブスペシャリティー型といった様々なタイプの救急医を受入れ、養成していくことを目標にしています。

我々とともに幅広い救急医療を実践し、日本型の新しい救急医のスタイルを確立することに協力してくれる人材を広く求めます。