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心カテチーム 手稲渓仁会病院 循環器内科

手稲渓仁会病院 心臓血管センター 循環器内科のカテチームです。

当カテチームは、心臓カテーテル検査による虚血性心疾患の診断確定と冠動脈インターベンション(PCI)を中心に行っています。特に当院にはドクターヘリを備えた救命救急センターが稼働しており、2010年は119例の緊急PCI(その内 急性心筋梗塞が93例)を行っておりました。また、1年間のPC症例数は354例で、待機症例は235例あり全PCIの66%を占めておりました。約5%を占める高度な石灰化病変には、ロータブレーター(Rotablator)を用いて石灰の切削を行ってからステント留置を行っています。

冠動脈が完全に詰まってから長時間が経過した慢性完全閉塞病変に対しても積極的に治療を行っています。基本的には完全閉塞病変に対しては順行性アプローチで手技を行いますが、必要により側副血行路経由でガイドワイヤーを進めていく逆行性アプローチも行って完全閉塞病変の再疎通治療(ステント留置術)の成功率が向上しています。

心カテチーム

また、当チームでは冠動脈疾患だけではなく、閉塞性肥大型心筋症に対する経皮的心室中隔焼灼術(PTSMA)も行っています。2000年9月からPTSMAを開始して、現在まで16症例に治療を行っていて、全例良好な初期成功並びに長期成績を得ています。

最近は超高齢者(80歳以上)の硬化性大動脈弁狭窄症に対する経皮的大動脈弁バルーン拡張術(PTAV)も行っています。PTAVの適応は、現在のところNYHA 3-4度で大動脈弁置換術のリスクが高い症例や手術困難例に限っています。当院でのPTAVは従来の方法とは異なり、大腿静脈アプローチで経心房中隔的にブロッケンブロー法で右心房から左心房に到達して、更に左心室に順行性にバルーンを進めます。拡張バルーンも井上バルーン(本来は僧帽弁拡張用)を用いて硬化癒合した大動脈弁を拡張します。

心カテチーム

2010年1月からPTAVを開始して10症例(内 1症例は他施設で施行)を行っています。長期成績はまだ明らかではありませんが、短期的臨床効果は確認されていますし、従来の方法のPTAV(逆行性にバルーンを狭窄した大動脈弁に通過させて開大する方法)では比較的高頻度に発生していた脳塞栓症の合併症が全く起きていません。

またその他、心臓ばかりではなく全身の動脈硬化性病変に対する治療も積極的に行っています。特に、下肢の閉塞性動脈硬化症(最近は末梢動脈疾患と言います)による狭窄や完全閉塞病変、腎動脈狭窄病変、鎖骨下動脈閉塞病変、内頚動脈狭窄病変など頭蓋内以外のすべての動脈硬化性病変に対するカテーテル治療を行っています。その症例数は2010年は51症例でしたが、十分な適応を吟味して確実な治療を行っています。

現在、当カテチームの術者はスタッフが3名で後期研修医が1名と少人数で行っていますが、熟練した術者が確実なカテーテル治療を行っています。今後カテーテル治療の技術を新たに身につけたい医師や患者様のためになるカテーテル治療の更なるレベルアップを目指している医師を全国から募集しております。


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